加藤諦三
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妄想を持った人の中には、甘えられないというよりも、甘えそのものを知らないという人が多いようです。
「自由に育てる」というのは聞こえがいいですが、実際には指導方法を知らない、ということが多いようです。
心理的事実と客観的事実とは違います。人は客観的事実ではなく、心理的事実で生きています。長いあいだ、「醜いアヒルの子」で生きてきた人もいます。間違った思い込みで生きてきた人です。そういう人は、一人で勝手に悩んでいます。一人で悩みをつくって生きています。事実は違うのですから。
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全ての人に好かれたいと思うと限りなく深刻に悩みます。
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なぜ?と考えることは幸運の始まりです。
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いつもいつも悩んでいる人がいる。それはその時々の一番の大きなことに気を奪われるからである。その一番大きな問題が解決すればその次の大きな問題が最も深刻な苦しみや悩みになってくる。その人にとってその時点ではそのことが最も大きな問題だからである。その悩んでいることももしもっと大きな問題が出てくれば消えてしまう。
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一歩一歩順序に従って物事は解決していってください。
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人間は怒りと寂しさの処理で人生を間違える。
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本当の原因は何か。そのことをハッキリ突き止めないと、物事の解決の解決は出来ません。
嫌な情報は嫌な情報。嬉しい情報は嬉しい情報。それを区別できるようにすることが心の整理学。気にする必要のないものは捨てる。
虐められたときは、戦うこと。
認める事ができない事を認める事。それで解決します。
がんを宣告されて死を意識したとき、病院からの帰り道に雑草が美しくみえた、空が輝いていた、家に帰ると妻が女神にみえた。そういった人もいます。逆に、すっかり落ち込んで、すべての人に憎しみを感じた人もいます。家に帰って妻を殺したいと思った人もいます。同じ言葉がまったく違って受け取られるのです。
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しがみついているものからちょっと手を離すと、幸せになれます。
痛みという生理的現象でさえ、心の持ち方に大きく左右されます。同じ傷を負っても、同じように痛いのではありません。ハーバード大学の麻酔科のビーチャー教授は、治療が必要なほどの激痛の頻度を、第二次大戦で負傷した兵士と一般人の対応群とで比較しました。兵士は広範囲にわたって負傷していましたが、モルヒネを用いた治療を求めたのは32%だけでした。それに対し、一般人のほうでは83%でした。驚くべきことに、戦争での負傷者は、比較的、痛みから解放されていたのです。さらに注目に値するのは、負傷した兵士たちは楽観的で、陽気でさえあったということです。兵士は戦場から野戦病院に運び込まれています。絶望的に不安な地域から比較的安全な地域に運び込まれているわけです。彼らは、「災難は終わった」と考えていたのです。
今が幸せなら過去のことは全て許せます。
あまり立派で無理があると、裏で解決しなければならなくなります。
「自分の子供を誇りに思うこと」子供はこれで成長していきます。
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いじめる人間というのは、いじめる人を選びます。あなたが弱いと選ばれてしまいます。
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いま、「営業成績が思うように挙がらない」と悩んでいる人は、営業成績が思うように挙がらないという事実で苦しんでいるのではありません。いままでの生き方といまの心の持ち方が、悩みの原因なのです。そこを間違えると、死ぬまで悩みは解決しません。
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