社会学者
加藤諦三の名言。全94個。
前向きで積極的な人は、不必要に他人に関わっていきません。例え、親子であってもです。
47
他人の不誠実に寛容になりすぎないこと。軽く見られるだけです。
38
失敗はたんなるひとつの体験です。「失敗した自分を人がどう思うだろうか」と考えるから悩みになるだけです。
27
寂しい人は、ノーとはっきり言えません。ずるい人は、そのノーと言えない人を狙います。
25
前向きで積極的な人は不必要に他人に関わっていきません。他人のすることを放っておけること。これが能動的な人間のすることです。
24
ごく普通の生活をする事は、なんでもないように思えますが、実は、大変な努力と心の成長を必要とします。
現実の制度において勝ちっぱなしの人間が、人間の弱さ、美しさを理解できるわけがないのだ。
相手に多くを求めない。相手を自由にすること。それが関係を続けることです。
21
自分にとって都合のいい人は、まず、相手は我慢しています。だから必ず後でツケがきます。
20
子供は正義では育ちません。自分の心を親が酌み取ってくれることで子供は成長します。
従順の裏には敵意があります。従順だという人をあまり軽く見ないでください。
19
いじめられる子は、従順で人の言いなりになりますが、憎しみが心の底にとぐろを巻いています。
17
誰か一人を犠牲にして、組織が保持されていることがあります。
脅しには強く出ること。脅しに弱く出ると、際限も無く取られます。
人に対して自分の意見や気持ちを伝えられるようになって、一人前の大人です。
14
全ての人に好かれたいと思うと限りなく深刻に悩みます。
15
病んだ集団は、誰か一人を犠牲にしてその集団を維持します。その人が一番心の優しい人なんです。
16
人は自分を受け入れる程度にしか、他人を受け入れることはできません。
思いあがった人間は、人の真心に泣くことも人生の神聖なものを感じることもないだろう。
13
「子供が駄々をこねる」ということは、子育てが上手くいっている証拠です。
「自分の子供を誇りに思うこと」子供はこれで成長していきます。
11
弱い者ほど、社会のせいにする。社会が悪い、体制が悪い、環境が悪い。
12
憎しみにとらわれた時、人は生き方を間違えます。
いじめる人間というのは、いじめる人を選びます。あなたが弱いと選ばれてしまいます。
子供が親の代わりをしている、ということがあります。
奇妙な事件が起きた時というのは、奇妙な人間背景が背後にあります。
どうにもならなくなったときは、」自分は今、生きていること自体に価値がある」と信じること。
本当の原因は何か。そのことをハッキリ突き止めないと、物事の解決の解決は出来ません。
子供をからかう人々は、親として自信がない人です。
心理的事実と客観的事実とは違います。人は客観的事実ではなく、心理的事実で生きています。長いあいだ、「醜いアヒルの子」で生きてきた人もいます。間違った思い込みで生きてきた人です。そういう人は、一人で勝手に悩んでいます。一人で悩みをつくって生きています。事実は違うのですから。
人は、他人の言葉では傷つきません。自分で自分を傷つけているのです。
9
困難には正面から向き合っていくこと。問題から逃げると問題は大きくなります。
8
自分の心に正直に、ほとんどのことはそれで解決します。
しがみついているものからちょっと手を離すと、幸せになれます。
10
学ぶためには、いつも自分の心が開かれていなければならない。
愛と不安と怒り、人の心の中には同時に矛盾した感情が発生します。
子どもが親の役割を背負ってしまうことがあります。子どもの心は破壊されます。
情緒的に成熟しないで母親になると、母親にとっても子供にとっても悲劇です。
男と女の関係に見えるけれども、実は親子の関係という事もあります。
真面目で無口だから不満でないと思っては、人を見間違えます。
幸せになるためには、自分の人生の目的にそった習慣を身につけることである。
偉大なものは、すべて時間を要するのだ。忍耐強くあきらめないで、繰り返し繰り返しやることだ。
よく金がないから結婚できない、というふざけた野郎がいる。
パーソナリティーは、段階的に成長します。一つ一つ満たされて、一つ一つ成長していくのです。
青春時代とは問題のないことが異常なのである。問題がある方が正常なのである。いや、人生は一生、問題をかかえているのである。青春には青春の問題があり、老年には老年の問題がある。青春の問題を解決できないような人間は、老年になればまた老年の問題を解決できない人間なのだ。
あるアメリカ人の物語です。1831年、その人は事業に失敗しまた。32年、州議会選挙に落選しました。35年に恋人が死亡、36年に神経衰弱を患い、38年に州議会議長選挙に敗北。40年には大統領選挙人団の選に漏れました。43年には下院議員に落選しました。48年にも落選しました。54年、上院議員に落選しました。56年、副大統領選挙に落選。58年、上院議員に落選しました。そして、60年にどうなったか。その人はアメリカで最も尊敬される大統領になりました。リンカーンです。リンカーンはなぜ失敗に強いのでしょうか。なぜ奴隷解放という偉大な事業ができたのでしょうか。人を見ていないで、頂上を見ていたからです。人を見ていないで、自分の努力を見ていたからです。
社会のポストにどれほど魅力を持つかという事は、人によって違います。
「友達ならいい」は、別れたいという意味です。言葉通りに受け取る人はノイローゼ気味です。
7
子供には、いつでもどこでも」親に接することができる」という安心感が必要です。
頼られることを必要とする人がいますが、相手にとっては決して望ましい人ではありません。
周りにどういう人がいるかで、その人が判ります。
6
人間は怒りと寂しさの処理で人生を間違える。
「私を信用してください」と言う人を、決して信用してはいけません。本当に信用できる人は、そんな事を絶対に言いません。
3
不機嫌な人は、甘えの欲求が満たされていない人です。
自分の血を流さないで物事を解決しようとしないこと。
一歩一歩順序に従って物事は解決していってください。
5
生きることは、より多く感じることであり、生きるということを基準に勝敗を考えるならば、より深く生きた人間か、より広く生きた人間が勝ちだろう。
2
人は、あなたの意識に反応するのではなく、無意識に反応するのです。
人当たりのいい人というのは、多くの場合、要注意です。
4
その人が具体的に何の役に立たなくても、その人がいる事自体、意味があるという場合が多いです。
がんを宣告されて死を意識したとき、病院からの帰り道に雑草が美しくみえた、空が輝いていた、家に帰ると妻が女神にみえた。そういった人もいます。逆に、すっかり落ち込んで、すべての人に憎しみを感じた人もいます。家に帰って妻を殺したいと思った人もいます。同じ言葉がまったく違って受け取られるのです。
あまり立派で無理があると、裏で解決しなければならなくなります。
自分の意志をはっきりと人に伝えること。これが解決に繋がります。
他人の感情のゴミ捨て場になってはいけません。
人が良いというだけでは、この世間では自分の身を守れません。
「自由に育てる」というのは聞こえがいいですが、実際には指導方法を知らない、ということが多いようです。
認める事ができない事を認める事。それで解決します。
自分の意志をはっきり伝えないと、周りにずるい人が集まって来ます。
生産的に生きられない時に、憎しみがどんどん大きくなっていきます。
妄想を持った人の中には、甘えられないというよりも、甘えそのものを知らないという人が多いようです。
出来れば、その場その場で感情を処理した方がいいです。小さなマイナス感情を積み重ねていくと、いつか爆発します。
「はい!」「はい!」というビジネスマンは、物凄いストレスを日々溜め込んでいます。・・人を愛する「ゆとり」は、ありません。
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人の人格は、小さい頃からの人との接触として出来上がってきます。
失敗をどう受け止めるかということが、人間をテストする最良のものだと、カーソンという人がいっています。彼は運について研究した人です。さらに彼は、もっとも成功した人は不運から人生をスタートしているといいます。失敗のなかで鍛えられ、自分を向上させる人もいれば、失敗に負ける人もいる。「この失敗のおかげでこんなにいいことがある」と思えれば、失敗は苦しみになりません。
嫌な情報は嫌な情報。嬉しい情報は嬉しい情報。それを区別できるようにすることが心の整理学。気にする必要のないものは捨てる。
いつもいつも悩んでいる人がいる。それはその時々の一番の大きなことに気を奪われるからである。その一番大きな問題が解決すればその次の大きな問題が最も深刻な苦しみや悩みになってくる。その人にとってその時点ではそのことが最も大きな問題だからである。その悩んでいることももしもっと大きな問題が出てくれば消えてしまう。
悩んでいる人は、いままでの人生で解決すべきことを、解決しないで生きてきた人です。
人は、愛を求めているからこそ憎しみを持ちます。
なぜ?と考えることは幸運の始まりです。
愚かな時、自然が制裁を加えます。
親が幸せにならなければ、子育ては出来ません。
親の心の問題は、子供を通して現れて来ます。
子育てで子供を比較してはいけません。
いま、「営業成績が思うように挙がらない」と悩んでいる人は、営業成績が思うように挙がらないという事実で苦しんでいるのではありません。いままでの生き方といまの心の持ち方が、悩みの原因なのです。そこを間違えると、死ぬまで悩みは解決しません。
「マネージャーに昇進したが、部下が思うように動いてくれない」と悩んでいる人は、「それで自分の価値がなくなった。その失敗で人間としての価値がなくなった。失敗した自分はダメな人間だ」と思っています。そう思うから悩んでいるのです。「部下が思うように動いてくれない」という事実で悩んでいるのではありません。
心理的に健康な人は、失敗した自分をダメな人間だとは思わないで、そこから出発します。悩んでいる人と悩んでいない人の違いはそれだけです。失敗という体験に違いがあるのではなく、失敗という体験の解釈が違うだけです。
今が幸せなら過去のことは全て許せます。
惨めさの誇示は、憎しみの表現です。
依存心が強い人は、時に非常によく相手に尽くします。
自分に失望している人ほど、基準が高いです。
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痛みという生理的現象でさえ、心の持ち方に大きく左右されます。同じ傷を負っても、同じように痛いのではありません。ハーバード大学の麻酔科のビーチャー教授は、治療が必要なほどの激痛の頻度を、第二次大戦で負傷した兵士と一般人の対応群とで比較しました。兵士は広範囲にわたって負傷していましたが、モルヒネを用いた治療を求めたのは32%だけでした。それに対し、一般人のほうでは83%でした。驚くべきことに、戦争での負傷者は、比較的、痛みから解放されていたのです。さらに注目に値するのは、負傷した兵士たちは楽観的で、陽気でさえあったということです。兵士は戦場から野戦病院に運び込まれています。絶望的に不安な地域から比較的安全な地域に運び込まれているわけです。彼らは、「災難は終わった」と考えていたのです。
失敗しても、その失敗をどう次の成功に結びつけようかと頑張る人もいれば、座って嘆いているだけの人もいます。失敗に対する対処の仕方で、失敗は成功への一里塚ともなれば、泥沼にもなります。何が起きても「私はここから何を学べるか」と思う人は、最後には幸せをつかみます。起きた事態は勉強の教材みたいなものです。
将たる器という言葉があるが、将たるものは明確な意志を持ち、決断のできる人でなければならない。何事につけても「君に任すよ」と言いながらも、何事につけても不満な上役がいる。自分に意見があったうえで「君に任すよ」というのは相手に対する信頼感があるから言えることである。ところが、自分に意見がなくて、どうしていいかわからないから「君に任すよ」という上役がいる。こういう上役は要注意だ。上の人が自分に意見がなくて君に任すよというくらいなら、下の者としては隅々まで指図された方がずっとやりやすい。
同じ失敗でも、名声追求の過程で失敗した人と自己実現の過程で失敗した人では、その失敗によって被る心の傷がまったく違います。名声追求の過程で失敗した人にとって、その失敗は心理的に痛手ですが、自己実現の過程で失敗した人にとって、失敗はたんなる一つの体験にすぎないのです。「現実と接する」この一点を守ることで解決する悩みはたくさんあります。