穏やかな境地に至る道は、実は単純です。刺激や興奮をはじめとする欲求や身勝手な考えなど、心の平穏を乱す要因と対極にある美徳の精神を実践すればよいのです。状況や環境に左右されず、大きな影響も反動ももたらすことのない、美徳の精神に従って自分を高めていけば、必ず絶えることのない充足感と永続する平和に行き着くことができます。
ジェームズ・アレン
ジェームズ・アレンのその他の名言
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私たちは、境遇を改善しようとは思いますが、自らを改善しようとは、なかなか思わないものです。境遇を改善できない理由は、まさにここにあります。
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他人の過ちを理屈で容赦なく突く皮肉屋よりも厳しく、自分自身の考えから心の持ちように至るまで、間違いを明らかにしていかなければなりません。
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境遇が苦悩をもたらすとき、それは私たち自身の心において調和がとれていないことを示しているのです。境遇が喜びをもたらすとき、それは私たち自身の心において調和がとれているということなのです。
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私たちは、境遇を直接選ぶことはできませんが、思いを選ぶことはできます。そのようにして、間接的に、しかし確実に境遇を形づくることができるのです。
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自分を知らなければ、心の平穏は訪れません。自分の心の癖を自覚できないまま、激しい感情に任せて生きている限り、誰も神聖な平穏の領域に達することはできません。