ジェームズ・アレンの名言
ジェームズ・アレンの名言。全151個。
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私たちは、境遇を直接選ぶことはできませんが、思いを選ぶことはできます。そのようにして、間接的に、しかし確実に境遇を形づくることができるのです。
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人生は、習慣のコンビネーションです。良い習慣、悪い習慣のいずれにしても、習慣の源は、考え方の癖、習慣づいた考えにあります。考えが人を創ります。「正しく考える」ことは、人生でもっとも重要なことなのです。
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植物は種から芽生えます。種がなければ芽生えることは出来ません。私たちの行いもまた、目には見えない種から生まれます。この思いという種がなければ、行いが生まれてくることはありません。
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自分を知らなければ、心の平穏は訪れません。自分の心の癖を自覚できないまま、激しい感情に任せて生きている限り、誰も神聖な平穏の領域に達することはできません。
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心が邪悪な思いに満ちているとき、私たちに痛みがもたらされる。雄牛につきまとう荷車のように。純粋な思いを持ち続ければ、喜びが後からきっとついてくる。自らに寄り添う影のように。
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自分の弱さは、自分で克服するしかありません。その弱さと不運を招いているのは、自分自身の利己心だからです。あなたを貶めるふとどきな悪魔を、心から追い払うことです。
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境遇が苦悩をもたらすとき、それは私たち自身の心において調和がとれていないことを示しているのです。境遇が喜びをもたらすとき、それは私たち自身の心において調和がとれているということなのです。
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私たちは思いを高めることによってのみ向上し、困難を克服し、目的を達成することができます。それを拒めば、弱くてみじめで、不幸なままでいるほかありません。
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何かをしようとする意志は、自分にはできるという認識から生まれます。疑いや恐れは、その認識にとって最大の敵であり、疑いや恐れを抱き、放置していると、絶えず行く手を阻まれることになります。
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疑いや恐れによって達成できるものなど何もありません。それらはつねに失敗をもたらします。疑いや恐れが入り込むと、目的、活力、行動力、そしてあらゆる強い思いが露消してしまいます。
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多くの人が幸せを求めて、浪費を重ね、刺激を欲し、快楽に走ります。しかし、永続的な深い幸せは、そうした生活の対極にしか見つけることができません。つまり、セルフコントロールされた生活です。
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優しさにしても、単に温和で親切なだけでは不充分です。「なぜ、自分は優しくしているのか」と考える理性を持って、「本当の優しさとは何か」ということを理解していく必要があります。
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知識を高めていくのが、謙虚さです。謙虚な気持ちも、口先だけの言い分や根拠のない憶測を取り去ったところに生まれるものです。
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他人の過ちを理屈で容赦なく突く皮肉屋よりも厳しく、自分自身の考えから心の持ちように至るまで、間違いを明らかにしていかなければなりません。
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私たちは、人生からさまざまなことを学ぶことができます。しかし、賢明さがなければ、いくら経験を積んでも、正しい考えを自分のものにすることはできません。
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人間は自分の犯した過ちから、はしごを作ることが出来る。ひとつひとつの恥ずべき行動を、ひとつひとつ横木にして、上っていくかぎり…。
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人々が幸せを求めて旅に出ようとしていたとしても、ついて行ってはいけません。幸せとは、あなたの内側にあるものなのですから。
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非利己的な思考をめぐらしつつ、あらゆる人々に好意を抱き、あらゆる人々と楽しく接し、忍耐を持ってあらゆる人々の内部に良いものを探し続けることは、天国への王道である。
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思考は行動、環境、及び、人が体験する他のあらゆる現象の源である。その源をきれいにしたならば、すべてのものがきれいになる。
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卑しい思いを持たないのに邪悪な道に落ち、苦悩するなどということは決して起こりません。同様に、崇高な志を磨き続けることなく、真の徳や幸福を極めることもありません。
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庭師が庭を耕し、雑草を引き抜き、草花の種をまくように、私たちも自分の心の庭を手入れし、誤った無益で不純な思いを取り払い、正しく、有益で純粋な思いの草花を植え、それを育みつづけなければなりません。
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私たちは、境遇を改善しようとは思いますが、自らを改善しようとは、なかなか思わないものです。境遇を改善できない理由は、まさにここにあります。
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物事を達成するためには、たとえそれが世俗的な目標のためであっても、奴隷じみた動物的な欲望から抜け出さなければなりません。
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自分と同じように、誰もが自分の心に従って生きていることを認め、それを尊重しましょう。人はそれぞれの心に導かれて生きているのです。あなたと違う考え方や価値観で生きている人たちがいるのは、当然です。
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家庭でも職場でも、そして心の中も、余計なものを片付けてきれいにするのは、容易なことではありません。しかし、きれいにしたあとは、心地よく安心して過ごすことができるでしょう。
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不運にとりつかれた人生から逃れる方法は、正しく考えて生きることだけです。人や状況に対して適切な、正しい心の姿勢でいることが、安らぎと平和を人生にもたらしていきます。
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人は皆、人生の勝利を収めるために、生を享けています。同じ生を享けた仲間から、力づくで勝ちを得るためではなく、セルフコントロールによって、自分自身の気質を治めるために生きているのです。
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自分から取り除くことのできない悪い癖などひとつもありません。対処できない過ちも、乗り越えられない悲しみもありません。そもそも、自分で克服できないことは、人生に何ひとつないのです。
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私たちは常に、自分がひそかに一番愛しているものに惹かれていく。人が努力の末に手に入れるのは、結局自分がもの求めるものではなく、自分そのものなのだ。
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私たちは、自分に命令する以外は「強いることはできない」ことを学ぶべきです。人の意志を、強制的に従わせることはできません。しかし、自分の意志だけは、自分自身で使いこなすことができるのです。
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好ましい環境で気高くいられたとしても、「美徳の精神」に同調しているとは限りません。劣悪な環境においても、心の輝きを失わずにいられなければ、本当の気高さとは言えないからです。
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たとえ少ない知識でも、自分が知識として持っていることを喜ぶべきです。それは、あなたが自分の人生から得た、純金にも勝る貴重な宝なのですから。
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人生の試練や予期せぬ事態、非難や中傷、誤解に出合っても、かき乱されることのない穏やかさは、強い精神から生まれます。それは、人生を深く理解した、正しい知識と聡明さの表れなのです。
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自分を抑制することから逃げている限り、本当の幸せを知ることはないでしょう。不運と弱さに身を沈め、精神的なコントロールのない無責任な状態で、低いレベルに留まり続けることになります。
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新たに学ぶことや、自分のやり方を改めることを拒む「頑固な人」は、愚かな人です。愚かなまま歳を重ねても、尊敬もされなければ支持も得られないでしょう。