蛭子能収
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赤ん坊はですね。頭のてっぺんが柔らかいから、親指でギューと押すと中まで入りますよ。
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漫画家は意外に儲からないですよ。テレビの方が儲かります。
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夢と言うのは、好きなことをして、サラリーマンと同じお金をもらった時に叶ったと言えます。
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サラリーマンでも漫画家でも芸能人でも、一番大事なものは信用だと思います。
出ますよね。
漫画家と言えなくなったら恥ずかしいですよね。タレントよりも漫画家の方が聞こえはいいじゃないですか。
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なんだよ~満貫テンパッてたのに。
完全なひとりぼっちは寂しくてやりきれないと思いますね。おれにもし女房もいなくて、芸能人でもなかったら、毎朝起きてすぐに雀荘に行くと思います。そうすれば、絶対に寂しくないですから。一人ではいられないと思うんです。
今、無理をしてグループに入っている人ですね。そのグループの人たちとの付き合いがなんとなく面倒くさいなと思ったり、なんか嫌だなと思っている人はいると思うんですね。そういう人たちに向けて、そっとそのグループを抜け出してひとりぼっちになることを提案したいですね。
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人から信用されるためには、どんな仕事であっても、誠実に自分のできることを精一杯やるっていうことが必要じゃないでしょうか。そうして人からもらった信用さえあれば、どんなに厳しい状況でもなんとかなるんじゃないかと思います。
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おれ、本を最後まで読み切ったことがないんです。難しい漢字が出てくるとそこで止まっちゃう。だから、結局漫画になるのですが、一番影響を受けたのは、つげ義春の「ねじ式」ですね。谷岡ヤスジという漫画家が「一気に読めない漫画はダメだ」とよく言っていたのですが、おれもそう思うんですよ。一気に読ませてくれないといけない。
だから最近、お葬式には行ってないんですよ。もう4、5年行ってないんじゃないかなあ。「緊張しないといけない」という場面が苦手なんです。緊張しないといけない環境がつい喜劇に見えてしまって…。だから葬式は嫌です。でも、自分の親戚が亡くなったら行かざるを得ないので…。緊張する場面にあまり遭遇したくないですね。
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コーヒーの味がわからない。
会社を辞めるのはもったいないですよね。オレはダスキンの営業をしていたとき、上司がつらく当たってきたことがあったけど、すぐに頭を下げて「あ?、すみません」と。しょうがないと思っていましたからね。というのも、給料をもらっているということは、絶対につらいことがあるんですよ。楽してお金は稼げない。嫌なことをさせられるものなんです。
昔の学生運動にしろ、オウム真理教にしろ、最初は友達から始まったものが、行き着いた先は犯罪であり、殺し合いですよ。何人かが集まると、だいたいリーダーというか親分が出てきます。そういう人についていけば、考えなくていいから楽かもしれませんが、その先には死が待ち構えているかもしれない。これは恐ろしいことですよ。
夢は願えば叶います。俺はこんなに絵が下手なのに漫画家になれました。
私がテレビに出るようになってから、「昔の友達じゃないか」という人からわんさか電話がかかってきましたが、結局みんなの目的は「金を貸してくれ」でした。人に金を借りにくる人はだいたい無計画で無責任。もちろん貸した金が返ってくるはずもなく、大損しました。でも、しつこく返してくれとも言えないし、言えない自分がまた嫌で、そんな気持ちになるくらいなら友達なんていらないですよ。
怒りはね、全部マンガにぶつけます。オレは33歳でマンガ家一筋の生活になるまで、サラリーマンをしながらマンガを描いてたんですが、会社であった嫌なことはマンガにぶつけていましたね。「何であんなことを言われなきゃいけないんだ!」と思ったら、家に帰ってね、マンガの中でその上司を殺すんです。もう徹底的に殺す。
人が死ぬと楽しい。ついおかしくて笑ってしまう。
自分としては与えられた仕事をこなすだけなんですが、あまり目標を持たないので…。とにかく生活をきちんと確保できればいいかなと。
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