手塚治虫
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ひとつのものがずうっと、定着してしまっているということは、逆に不安定で、ぼくに言わせれば「死んだ芸術」ですよ。
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君はいいよねえ。野球漫画だけ描いてればいいんだから。
いろんな街の路地裏には、さまざまな人生の味気がしめこんでいる。
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子供達に何百ページもの長編を、時間をかけてゆっくり読ませたい。技術教育偏重の育て方。ダイジェスト花盛りの傾向も反省すべきだろう。なによりも、安心してそういったものが読める、ゆとりのある世の中にしてもらいたいものだ。
マンガというものは、もっと無責任でいいと思う。そこまでマンガを深読みすることないと思うんですよ。イデオロギーに沿って描いたって、絶対に面白いものは生まれない。
人の命なんて、心配してもしなくても、終わる時には無情に終わるものだ。
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何より重要なのはハングリーな気持ち。常に何かに飢えている緊張感が僕の健康を支えている。もうこれで十分満足、と落ち着いた途端にスタミナが切れて、ダウンしてしまう気がする。
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教師の放つ子供への言葉の力というのは、よくも悪くも深く作用する。
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野球ものも考えていますが近頃の阪神の不振に聊か、くさっているので書く気がありません。
空想だけは、空腹や金と無関係にできる、唯一のものだった。
子供の空想ほど、ファンタスティックな世界はない。それは不条理が当たり前の世界だから。
後世に残る作品をなどと気張らず、百歳まで描きたい。
一生に一本でもいい。どんなに苦労したって、俺のマンガ映画を作って、この感激を子どもたちに伝えてやる。
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睡眠は三日間で三時間。こんなつらい仕事を四十年続けるなんて、馬鹿じゃないとできないですよ。
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合理化はゆとりや遊びの空間を消して、むしろ人を遠ざけることになります。
ファンタジー作品は、論理的に解釈されるべきものではない。
歴史とはあらゆる角度からあらゆる人間の側から調べなければ、ほんとのことはわからないものなのである。
送り手によって都合のいいように、情報は歪められ得る。
<大学生への3つ直言>。
僕は諸星さんの絵だけは描けない。
手塚治虫のすべての名言