手塚治虫
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好奇心というのは道草でもあるわけです。確かに時間の無駄ですが、必ず自分の糧になる。
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現代の教育は、どこか衰弱しているというか、勘違いでもしているようだ。
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自然淘汰の法則に、人間も従わざるをえない。それはもう宿命だということ。
国際的に通用しないエンターテイメントは、子供に対してマイナス以外の何物でもない。
ぼくは「火の鳥」を、日記だと思ってるわけ。
反戦だの平和だのの政治的なお題目では、子供はついてこない。率先して生命の尊厳から教えていく姿勢が大事。
自然や人間性を置き忘れて、ひたすら進歩のみを目指して突っ走る科学技術が、どんなに深い亀裂や歪みを社会にもたらし、差別を生み、人間や生命あるものを無残に傷つけていくか。
漫画の含む笑いの要素は、いちばん高級なやつでなければならない。猿の笑いと一緒くたでは困る。
根底にあるものは、人間への、地球への愛です。愛こそ、マンガで作り出せる、メッセージの根元でなければならない。
経営者としては、確かに負けたかもしれない。でもマンガ家としては、何も失っていない。
物語はここから始まるのだ。
漫画家は、3つの武器を持っていなければならない。
人生は一人じゃない。二人三脚で走らねばならんこともある。
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子どもに殺しを教えることだけはごめんだ。世界中の子どもが正義だといって殺しを教えられたら、いつか世界中の人間は全滅するだろうな。
自分の家のすぐそばにある原っぱでくり広げられる小さな地獄の数々は、それでもタフに生き抜くことの喜びを教えてくれました。
僕は寝ていても書けるよ。
我々はこの膨大な情報量を、全部飲み込むのではなく、どれが自分に必要かを判断する、テクニックを身につけなければならない。
ぼくは読者の人気投票に怯えてるんです。ベスト10、というよりベスト3に入ってなきゃならないんです。でないと仕事にも、それにプライドにも関係してくるわけでね。
若者にとっては悲劇的な時代ですよ、青春を闘っていく対象がないということは。
「ダメな子」とか、「わるい子」なんて子どもは、ひとりだっていないのです。もし、そんなレッテルのついた子どもがいるとしたら、それはもう、その子たちをそんなふうに見ることしかできない大人たちの精神が貧しいのだ。
手塚治虫のすべての名言