ひろゆき
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嘘は嘘であると見抜ける人でないと使うのは難しい。
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僕自身、ミクシィはすごくいいサービスだと思っていますが、上場したことがもったいなかったという印象は拭えません。ミクシィの株価は売り出し時には60万円程度であったものが、市場では200万円以上で売買されていたこともあります。こうなると株主は200万円の価値をミクシィが生み出さなければいけないと思い込んでしまいます。その結果、ミクシィは利益を追求せざるを得ない構造になってしまい、良いサービスというものが生み出せなくなってしまうのではないでしょうか。そういった意味で、悪い方向に向かっているような気がしてなりません。
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行政が決めたというものは、ISDNや昔のハイビジョンなど、あまりうまくいっていません。競争原理の中で育ったものを採用していく方が、有益なのではないでしょうか。経験則から、行政にものを決めさせない方がいいと思ってしまうのです。
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いま現在、多くの方が耳にしているインターネットの進化というのは、昔からあった様々な技術を、様々な営業的サービスを駆使して見せ方を変え、売っているだけにすぎないのです。デザインがオシャレだったりするだけで、僕は、それ以外ないと思っています。なぜなら、インターネットの基礎的な技術は、すでに開発が終わってしまっているからです。
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グーグルの検索システムがすごいのは、論文において引用される数が多いほど素晴らしい論文であるという100年前から学会でいわれている論理を、検索に応用できると気づいたというアイディア。つまり企画力です。そして、検索などのアルゴリズムを考えだし、ほかの会社が追いつく前にサービスを普及させたという営業力がすごいのです。本当にプログラムの技術を理解している人で、グーグルの技術力がすごいと言っている人は、少なくとも僕の周りにはいません。
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マイクロソフトは直接的なサポートを行わないのですが、販売代理店が代わりに謝るというビジネスモデルをつくりました。最終的にはBtoBでは、マイクロソフトのような形が生き残っていくのではないかと思うのです。
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70年代には、宇宙に行けばきっと何かがあるはずだなどと、無限の未来に対する無限の投資がありました。しかし、アメリカは国家として巨額の投資を行ったにもかかわらず、最終的に何もないことに気づき、NASAの予算は削減された。国家として、技術に投資を行うことが減ってしまったのです。そうなると、いままでどおりの日常が、今後何十年も続いていくだけなのではないでしょうか。
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Web2.0という難解なキーワードは、マイナスイオンの本質を知らないのに、マイナスイオンが流行してしまったのとそんなに変わりません。Web2.0という意味の分からない言葉が流行したことをきっかけに、大量の関連書籍が発行されました。ここまで大量の書籍が発行される理由は、Web2.0という言葉をわかっていない人が多いからでしょう。そもそも、答えがないので、わかるわけがないのです。たとえ書籍を10冊読んだとしてもWeb2.0が明確に書かれた書籍は見つからないでしょう。
今後インターネット技術では発明は生まれないでしょう。既存のサービスやソフトの名前を変えて出すくらいしかありません。インターネット初期から現在に至るまで、一般の人たちは薄々感づいています。
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最終的に2ちゃんねるは聞いたこともない国の、誰ともわからない人が運営しているという未来があるかもしれません。2ちゃんねるが消滅したとしても、なにか似たようなサービスが必ず出てくるのです。そして、そのウェブサイトにユーザーが集まるという状況になるのではないでしょうか。2ちゃんねる的なサービスは、名前や形を変えつつも残り続ける。
僕はAPIの公開ということ自体が所詮ビジネスだと思っているんです。ヤフーのアカウントで、ヤフーが公開した検索のAPIを利用したサービスをつくったことがあるんですけど、最初は何事もなかったのに、アクセスが多くなってくるとアカウントを止められてしまった。ヤフーがプロモーションとして、自分たちのやっていることをAPIとして公表するけど、実際に利用されて立場が脅かされそうになると相手を潰す。ビジネスとしてやっている限りは、それは当たり前のことで、所詮はその程度のことなんじゃないかと僕は思っているんです。
ものごとの現象は、何が正しくて、何が間違っているかではなく、相手の価値観に立ってみないと、理解できないということなのではないでしょうか。
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僕、どこに行ってもだいたい悲観的なんですよね。企画会議をしていても、常に悲観的ですし。
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公共性というのは、結局みんなが正しいと思うものじゃないですか。法律で規定されていないけれど、みんなが正しいと思うものが公共だとすると、みんなが間違っているときというのは、やっぱり誰も止められないわけじゃないですか。
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需要と供給のバランスがわりと重視される世界なので、そこさえ押さえておけば、この先どういった方向に行くかは結構読めると思うんですよ。
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10代、20代はモバゲーやミクシィで、30代、40代は2ちゃんねるという話も聞いたことがありますが、あり得ない話ではないと思います。やはり、ある程度年齢がいっていないと、文字を読んで面白いと感じないかもしれません。
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僕は自分のことをプログラマーではなく、企画者だと考えているんです。
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とにかく、需要と供給の問題で、すべての人間が幸せな生活をしていたら、インターネットなんかで暇つぶしをする必要は別にないと思うんですよ。リアルの幸せがあるのに、インターネットに時間を使うということは、現実社会にどこか不満を感じているからじゃないんですかね。
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僕は2ちゃんねるのユーザーの年齢層が高くなっていることを、なんとも思っていません。目指すべき場所をどうつくるかで、株式会社だったら利益を上げようということになりますが、2ちゃんねるには使っている人が面白ければそれでいいという考えがある。何か利益を上げるのであれば「F1層と呼ばれる20代から30代の女性をターゲットにしろ」ということになると思いますが、それはやりたい企業がやればいいだけのこと。
最近になりニコニコ動画のユーザーにとって、観ている動画はどうでもいいことに気付きました。ニコニコ動画には、Youtubeと違い、動画に対してコメントを書き込むシステムが導入されています。ユーザーは、この機能を使って他のユーザーと会話がしたいだけなのです。お茶の間でテレビを観ながら友達と話しているとき、テレビに映っている映像が何であろうと関係はない。ニコニコ動画の場合も、ただ会話がしたい、ただそのネタが欲しいというだけであって、動画の内容はどうでもいいことが多いのです。
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ひろゆきのすべての名言