西郷隆盛
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常備する兵数についても、会計の制限の中で対処すべきで、虚勢を張ってむやみに兵隊を増やすことなど決してしてはいけない。
志を貫くためには、玉となって砕けることを本懐とすべきであって、志を曲げて瓦となってまで、生きながらえるのは恥とする。
世の中で、人からそしられたり誉められたりするといったことは、塵のように儚く消え去ってしまうものである。
幾たびか辛酸を経て、志ははじめて固まるものだ。
思い切ってやりなさい。責任は私がとる。
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会計出納はすべての制度の基礎である。国家事業はこれによって成り立ち、国家運営の最も重要なことであるから、慎重にしなければならない。
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過ちを改めるにあたっては、自分から誤ったとさえ思いついたら、それで良い。そのことをさっぱり思いすてて、すぐ一歩前進することだ。
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道は決して多端なものでない。まことに簡単なものである。ただ白と黒の区別があるだけである。
急速は事を破り、寧耐は事を成す。
間違いを改めるとき、自ら間違っていたと気付けばそれでいい。そのことを捨てて、ただちに一歩を踏み出すべし。間違いを悔しく思い、取り繕うと心配することは、たとえば茶碗を割り、その欠けたものを合わせてみるようなもので、意味がないことである。
心慮りて白と思えば決然として行う。しばらくも猶予すべからず。心慮りて黒と思えば断然これを行わないことである。
命も要らず名も要らず、官位も金も要らぬ人は始末に困るものなり。
税を軽くして国民生活を豊かにすれば、国力を養うことになる。だから国が多くの課題を抱え、財政の不足で苦しくなったとしても、税の定まった制度をしっかり守り、政府や上層階級が損を我慢して、下層階級の人々を苦しめてはならない。
西洋の刑法は、もっぱら戒めることを目的とし、むごい扱いを避け、善良に導くことに心を注ぐことが深い。だから獄中の罪人であっても、緩やかに取り扱い、教戒となるような書籍を与え、場合によっては親族や友人の面会も許すということだ。西洋のこのような点は誠に文明だと感じるものだ。
功のあった人には禄を与えて、能力のある人には位を与えよ。
事大小となく、正道を踏み至誠を推し、一事の詐謀を用うべからず。
物事に取り組む際、自分の思慮の浅さを心配することはない。
徳盛んなるは官を盛んにし、功盛んなるは賞を盛んにする。
天の道をおこなう者は、天下こぞってそしっても屈しない。その名を天下こぞって褒めても驕らない。
どんなに仕事や計画が上手く進んでいても決して謙虚さを忘れてはならない。
西郷隆盛のすべての名言