シェイクスピア
9
誰の話でも聞いてやれ、しかし自分のことはあまり話すでない。他人の意見をよく聞き、だが判断は差し控えておくこと。
4
どのくらい、と言えるような愛は卑しい愛にすぎぬ。
1
事態を放置するか、あるいはこれに断固介入するか、それが問題だ。どちらが気高い生き方か、このまま心のうちに暴虐な運命が射掛ける石と矢をじっと耐えることか、それとも海のように押し寄せる苦難に武器をとって立ち向かい、敢然と戦ってこれに終止符を打つことか。
小さなろうそくがなんと遠くまで照らすことか!このように、善行も汚れた世界を照らすのです。
どうとでもなれ、どんな大嵐の日でも、時間は経つ。
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どんな傷でも、治るときは徐々に治ったのではありませんか。
賢明に、そしてゆっくりと。速く走るやつは転ぶ。
人を邪な道に引き込むため、悪魔が真実を言うことがある。わずかな真実で引き込んでおいて、深刻な結果で裏切るために。
罪悪で出世する者もいれば、美徳で落ちぶれる者もいる。
嫉妬とは、自分ではらんで自分勝手に生まれる化け物なのです。
友情は不変といってよいが、色と恋が絡めば話は別になる。
外観というものは、一番ひどい偽りであるかもしれない。世間というものはいつも虚飾にあざむかれる。
2
老人とは、子どもを二つ合わせたようなものだ。
望みなしと思われることもあえて行えば、成ることしばしばあり。
生みの親をないがしろにするようでは、自然にもとり、人の道を守れるはずはない。
うわべになにか「徳」のしるしをつけないような素直な「悪」はない。
音楽が何のために存在するかさえご存知ないらしい。勉強や日々の仕事が終わった後、疲れた人の心を慰め元気づけるために音楽はあるのではないか?
神々は正しい、そして我らの快楽の悪徳を、我らに呵責を与える道具とする。
前兆など気にしてどうなる。雀一羽落ちるのも神の摂理。もしいまならば、あとには来ない。いまでなくとも、いつかは来る。あとで来るならば、いまくるだろう。肝心なのは覚悟だ。人間、捨てるべき命について何がわかっている?それを少し早く捨てたとして、どうというのだ。
およそ芝居とは、最高の出来でも影にすぎない。ただ、最低のものでもどこか見どころがある。
シェイクスピアのすべての名言