シェイクスピア
3
暗闇はなく、無知があるのみ。
0
楽しんでやる苦労は、苦痛を癒してくれる。
1
愛は目で見るものではなく、心で見るもの。
慈悲の心で裁きをやわらげよ。
目がまわっても、逆にまわれば治る。死ぬほどの悲しみも別の悲しみで癒える。
一度笑い飛ばした人生は、後で泣いて見せても取り返しはつかぬ。
雑草をはこびらせるのは風が柔らかすぎるからだ。逆賊どもが図々しくなるのは、政令が寛大すぎるからだ。
2
臆病者は本当に死ぬまでに何度死ぬかわからぬが、勇者はただ一度しか死を味わわない。
真実はすべてのことを平易にす。
時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものなのだよ。
とじこめられている火が、いちばん強く燃えるものだ。
人間の心というものは、活動がとまってしまうと、雑草が生えるものだ。
人間の一生は善と悪とを縒り合わせた糸で編んだ綱なのだ。我々の美点は欠点によって鞭打たれる事がなければ高慢になるだろうし、我々の罪悪は美徳によって慰められる事が無ければ絶望するだろう。
さらに良くしようとして、良いものを駄目にしてしまうことが多い。
あの人は本当は頭がいいから阿呆の真似ができるのね。上手にとぼけてみせるのは、特殊な才能だわ。
人生は歩く影にすぎない。
俺は名誉なんかほしくない。名誉は葬式の紋章にすぎない。
人の成すことには潮時というものがある。うまく満ち潮に乗れば成功するが、その機を逃すと一生の航海が不幸災厄ばかりの浅瀬につかまってしまう。
いま望んでいるものを手にして、何の得があろうか。それは夢、瞬間の出来事、泡のように消えてしまう束の間の喜びでしかない。一週間嘆くとわかっていて、一分間の快楽を買う人がいようか。あるいはおもちゃと引き換えに、永遠の喜びを売る人はいようか。甘さを求めて、ブドウ一粒のために、ブドウの樹を倒してしまう人は、はたしているだろうか。
おお運命よ、運命よ、みなが汝を浮気者だという。
シェイクスピアのすべての名言