シェイクスピア
2
人間の生活においても、ある種の潮流がある。満ち潮に乗れば、幸運に導かれる。無視をすれば、人生の旅は苦しみの浅瀬に漂うだけとなる。私たちはいま、そういう海に浮かんでいる。だから、その潮流に乗らなければならない。さもなければ、賭けているものをすべて失くすことになるのだ。
3
「これが最悪だ」などと言えるうちは、まだ最悪ではない。
6
ほどほどに愛しなさい。長続きする恋はそういう恋だよ。
4
彼はなにも口をきかないってだけで利口者で通ってるんだ。
1
青春はとかく己に謀反したがるもの、そばに誘惑する人がいなくとも。
火を消し尽くすのは別の火であり、苦痛を和らげるのは別の苦痛というわけだ。絶望的な悲しみには別の悲しみを持ってくることだ。
無学は神の呪いであり、知識は天にいたる翼である。
0
共感は全世界の人間を親族にする。
人の一生は動き回る影法師、哀れな役者に過ぎぬ。自分の出番のときだけ舞台の上でふんぞり返ったり、わめいたり。だが、その声もやがて聞こえなくなる。人の一生とは、うつけ者が唱える物語。がやがやとすさまじいばかり、ついには何のとりとめもありはせぬ。
険しい坂を登るためには、最初からゆっくり歩くことが必要である。
不安な心には、茂みが熊に見えてしまうのです。
われわれ男性は安易によけいなことをしゃべりすぎ、誓いすぎるのかもしれない。でも、意志がその約束に追いつかない。我々は宣誓こそ得意だが、恋愛は苦手なのです。
あなたがたとえ氷のように潔癖で雪のように潔白であろうとも、世の悪口はまぬがれまい。
5
人間というものは、不運になると、己が招いた災いだというのに、それを太陽や月や星のせいにしがちだ。
物事によいも悪いもない。考え方によって良くも悪くもなる。
いまが最悪の状態と言える間は、まだ最悪の状態ではない。
本を読んでも、物語や歴史に聞くところからでも、真実の恋は滑らかに運んだためしがない。
恋人のところへ行く時は、学校の生徒が教科書を離れるときのように嬉しいが、恋人と別れるときは、重い本をさげて学校へ行く時のように悲しい。
全世界は一つの舞台であり、すべての男と女はその役者にすぎない。彼らは退場があり入場があり、ひとりの人間が一度の登場で多くの役を演じる。
小さな火は早く消すことができるが、これを放ったらかしにしておくと、川でさえも消すことはできなくなる。
シェイクスピアのすべての名言