シェイクスピア
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傷の疼きを感じたことのない者だけが、他人の傷痕を見てあざ笑う。
友情は不変といってよいが、色と恋が絡めば話は別になる。
4
老人とは、子どもを二つ合わせたようなものだ。
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逆境から与えられる収益は美しい。それはヒキガエルに似て、醜く毒を持っていても、その頭の中には、貴重な宝玉が隠されている。
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望みなしと思われることもあえて行えば、成ることしばしばあり。
うわべになにか「徳」のしるしをつけないような素直な「悪」はない。
音楽が何のために存在するかさえご存知ないらしい。勉強や日々の仕事が終わった後、疲れた人の心を慰め元気づけるために音楽はあるのではないか?
およそ芝居とは、最高の出来でも影にすぎない。ただ、最低のものでもどこか見どころがある。
悪事によって得たものは、悪事の報復を受ける。
だれが女心を読むことができよう。
失敗の言い訳をすれば、その失敗がどんどん目立っていくだけです。
豊かさと平和は、臆病者をつくる。苦難こそ強さの母だ。
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心に満足を得る者は十分報いを得ているものだ。
事態を放置するか、あるいはこれに断固介入するか、それが問題だ。どちらが気高い生き方か、このまま心のうちに暴虐な運命が射掛ける石と矢をじっと耐えることか、それとも海のように押し寄せる苦難に武器をとって立ち向かい、敢然と戦ってこれに終止符を打つことか。
今は、男らしさも腰をかがめて礼儀正しさに成り下がり、勇気も相手を誉める言葉を争うだけ。男という男は舌の先だけになってしまった、気の利いたことを言う舌に。
金の貸し借りをしてはならない。金を貸せば金も友も失う。金を借りれば倹約が馬鹿らしくなる。
賢明に、そしてゆっくりと。速く走るやつは転ぶ。
人を邪な道に引き込むため、悪魔が真実を言うことがある。わずかな真実で引き込んでおいて、深刻な結果で裏切るために。
何事にも、何故ないし何の為という理由なり原因がある。
敵が強大になればなるほど、勝利の栄誉も大きくなる。
シェイクスピアのすべての名言