シェイクスピア
1
口の悪いのだけが私の取りえだ。
0
己の子どもを知るは賢い父親だ。
たとえバラ色の唇と頬が、時の半円の大鎌まで刈り取られても、愛は時の道化に成り果てることはない。愛は、短い時間や週単位で変わることはない。最後の審判の日まで耐え抜くものだ。
天使にも似た悪魔ほど人を迷わすものはない。
慎重にゆっくりと進めばいい。急ぎ過ぎるとつまずく。
恋は雨の後の太陽、肉欲は太陽の後の嵐。
悲しみは独りではこない、必ず連れを伴ってくる。その悲しみの跡継ぎとなるような連れを。
全世界は一つの舞台であり、すべての男と女はその役者にすぎない。彼らは退場があり入場があり、ひとりの人間が一度の登場で多くの役を演じる。
根性の曲がった者には賢いことも善いことも曲がって見える。汚い者には汚いものしか口に合わない。
お前は熊から、逃れようとしている。しかし、その途中で荒れ狂う大海に出会って、もう一度、獣の口の方へ引きかえすのか?
3
本を読んでも、物語や歴史に聞くところからでも、真実の恋は滑らかに運んだためしがない。
いまが最悪の状態と言える間は、まだ最悪の状態ではない。
2
人と人との友情は、賢者でも結ぶのが難しいのに、愚者はあっさりほどいてしまう。
4
名前に何の意味があるのか。
女は神と悪魔の共同製作品である。
障害の介入を認めさせ給うな。事情の変化で変わる愛、相手が心を移せば己も心を移す愛、そんな愛は愛ではない。
のんき者は長生きする。
不安な心には、茂みが熊に見えてしまうのです。
われわれ男性は安易によけいなことをしゃべりすぎ、誓いすぎるのかもしれない。でも、意志がその約束に追いつかない。我々は宣誓こそ得意だが、恋愛は苦手なのです。
空気のように軽いものでも、嫉妬する者には聖書の本文ほどの、手堅い証拠となる。
シェイクスピアのすべての名言