シェイクスピア
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ものを言わぬ宝石のほうが、どんな人間の言葉よりも、とかく女心を動かすものである。
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外観というものは、一番ひどい偽りであるかもしれない。世間というものはいつも虚飾にあざむかれる。
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人間はこの世に生まれ落ちるやいなや、阿呆ばかりの大きな舞台に突き出されたのが悲しくて、誰もが大声をあげて泣き叫ぶ。
恩を知らない子を持つことは、蛇の歯にかまれるよりも苦しい。
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男というものはいつでもそうだが、我が家から離れている時が一番陽気なものだ。
生みの親をないがしろにするようでは、自然にもとり、人の道を守れるはずはない。
神々は正しい、そして我らの快楽の悪徳を、我らに呵責を与える道具とする。
前兆など気にしてどうなる。雀一羽落ちるのも神の摂理。もしいまならば、あとには来ない。いまでなくとも、いつかは来る。あとで来るならば、いまくるだろう。肝心なのは覚悟だ。人間、捨てるべき命について何がわかっている?それを少し早く捨てたとして、どうというのだ。
戦争においてさえ、戦争が最終目的ではない。
期待はあらゆる苦悩のもと。
悲しみが来るときは、単騎ではやってこない。かならず軍団で押し寄せる。
人の傷を笑うのは、傷の痛みを感じたことのないやつだ。
上手く話しをするということは、一種のよい行為だ。しかし、言葉は言葉、行為ではない。
お前の光は、今、何処にある。
もっとよく、というあがきが、往々にして、すでによいことを台無しにしてしまう。
小さなろうそくがなんと遠くまで照らすことか!このように、善行も汚れた世界を照らすのです。
どんな傷でも、治るときは徐々に治ったのではありませんか。
恋は盲目で、恋人たちは恋人が犯す小さな失敗が見えなくなる。
悲しみに助言や慰めを言えるのは、自分がその悲しみを感じないからだ。
お前たちもみな知っているように、慢心は人間最大の敵だ。運命をはねつけ、死を嘲り、野望のみを抱き、知恵も恩恵も恐怖も忘れてしまう。
シェイクスピアのすべての名言