シェイクスピア
0
招かれざる客は、立ち去る時一番歓迎される。
1
真の恋の道は、茨の道である。
肥えた土ほど雑草がはびこるものだ。
死ぬほどの哀しみだって、別の哀しみで治る。
お前は、人に棄てられ腐りかかったやつを、拾って身に付け、自分では結構、流行の先端を行ってるつもりでいるただの石頭だ。
もうよい、意地の悪い運命の女神に悲しみの涙を施して、これ以上つけあがらせることはない。我々を苦しめに来るものを快く迎えてやれ。それに平然と堪えている風を見せて逆にそいつを苦しめてやるのだ。
ふたつの道のうち、どっちにしても極端に走るような人は、嫌悪すべきだ。
どうせ年をとるなら、陽気な笑いでこの顔にシワをつけたいものだ。
2
テンポがくずれ、音のバランスが狂うと、甘い音楽も不快なもの!人の暮らしもおなじなんだ。
所詮は人間、いかに優れた者でも時には我を忘れます。
成し遂げようとした志を、ただ一回の敗北によって捨ててはいけない。
男は言い寄る時だけが春で、夫婦になってしまうともう冬だ。女は娘でいるうちは五月の花時のようだが、亭主持ちになるとたちまち空模様が変わる。
時の与えるあらゆる利益を迅速に利用せよ。
私たちの存在は、夢と同じような儚いもの。この小さな人生は、眠りによってけりがつくものなのだから。
逆境は、美しいものを人に与えてくれる。
ひとりのかよわい娘の中で分別と情熱が格闘している場合、われわれの経験からいって、9対1の割合で情熱が勝ちをおさめるな。
いったん仕事に着手したら、目標とするすべてが得られるまで手を離すな。
一番大事なことは、己れに忠実になれ。この一事を守れば、あとは夜が日に続くごとく、万事自然に流れ出し、他人に対しても、いやでも忠実にならざるを得なくなる。
運命の課するところ、人はこれを甘んじて受けなければならぬ。風浪に抗うことは無益なことだ。
後悔する!それこそ卑怯で女々しいことだ。
シェイクスピアのすべての名言