ラビンドラナート・タゴール
1
信仰とは、夜明け前の闇の中で光を感じ歌っている鳥のようなもの。
2
「われ存す」ということが不断の驚きであるが、つまり、それが人生である。
3
悪は河における岸のごときものである。岸は流れを堰くが、それは流れを推し進めるよすがとなる。この世の悪は、人間が水の流れるごく善にむかわしめるために存在する。
成功の中にのみあなたの恵みを感じるような卑怯者ではなく、失意のときにこそ、あなたの御手に握られていることに気づけますように。
不安と怖れの下で救済を切望するのではなく、自由を勝ち取るために耐え忍ぶ心を願えますように。
善をなさんとするものは門を叩き、愛する者は門が開放されているのを見出す。
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称讃されると恥ずかしくなる、私が内心では、それを期待しているから。
大地を花ほころばせるのは、大地の涙があればこそ。
成功者が、神の特別な加護があったと自慢するとき、神は恥ずかしく思う。
人生という戦場で味方をさがすのではなく、自分自身の力を見いだせますように。
上辺のみの自由の名によって、自由を粉砕することはまったく容易である。
痛みが鎮まることを乞うのではなく、痛みに打ち克つ心を乞えますように。
あなたが何者なのか、あなたには見えない、あなたが見るのはあなたの影法師にすぎない。
人間は天性の子どもであるがゆえに、その持てる力とは成長する力のことなのです。
危険から守り給えと祈るのではなく、危険と勇敢に立ち向かえますように。
物を与えることだけを慈善と心得ているのは、手に汗することを知らない人々だけである。
「人びと」は残酷だが、「ひと」は優しい。
死は生を最後に完成させるもの。
人間が自分の人生から学び取ることのできる最も重要な教訓は、この世には苦しみがあるということではなく、苦しみを活用するかどうかはわれわれ次第であり、苦しみは喜びに変わるということである。
人間とは、じぶんの歴史のなかにおのずと姿をあらわすというのではなく、それを通じて努力して進むことそのものなのです。
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