ラビンドラナート・タゴール
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山々は、登ったことのない者にとっては地球の絶望の姿だと映ずることだろう。
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真の友情は蛍光のようなもの。すべてが闇に包まれるとき、より一層と輝く。
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大地を花ほころばせるのは、大地の涙があればこそ。
雲が私の人生に漂ってきた。もはや雨嵐を連れてくるのではなく、私の夕焼け空に色彩を加えるために。
人間は天性の子どもであるがゆえに、その持てる力とは成長する力のことなのです。
死は生を最後に完成させるもの。
人間とは、じぶんの歴史のなかにおのずと姿をあらわすというのではなく、それを通じて努力して進むことそのものなのです。
善をなさんとするものは門を叩き、愛する者は門が開放されているのを見出す。
友情の深さは、付き合いの長さに左右されるものではない。
「われ存す」ということが不断の驚きであるが、つまり、それが人生である。
死は生に属する、生誕がそうであるように。歩みは足を上げることにある、足を下げることでもあるように。
完全者は、不完全者への愛のために、美でもって自身を装う。
悪は敗北する余裕をもつことができないが、正しきことはそれができる。
耕す人が固い地面を耕している所、道を作る人が石を碑にしている所、そこに神はまします。
信仰とは、夜明け前の闇の中で光を感じ歌っている鳥のようなもの。
2
悪は河における岸のごときものである。岸は流れを堰くが、それは流れを推し進めるよすがとなる。この世の悪は、人間が水の流れるごく善にむかわしめるために存在する。
成功の中にのみあなたの恵みを感じるような卑怯者ではなく、失意のときにこそ、あなたの御手に握られていることに気づけますように。
子どもは、どの子も、神はまだ人間に失望していないというメッセージをたずさえて生まれてくる。
不安と怖れの下で救済を切望するのではなく、自由を勝ち取るために耐え忍ぶ心を願えますように。
あなたがすべての誤りにたいして扉を閉ざすならば、真理も閉め出されることになる。
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