ラビンドラナート・タゴール
3
哲学なき政治、感性なき知性、労働なき富、この三つが国家崩壊の要因なり。
4
立って水面を見つめるだけでは、海を渡ることはできない。
0
政治家たちは、ただ目の前だけが薄暗く見える洞穴の中に住んでいる。
1
わたしはあなたの愛を信じます。これをわたしの最後の言葉とさせてください。
古い種子は生命の芽を内部に持っている。それはただ、新しい時代の土壌に蒔かれる必要があるのだ。
愛の中では、人生の矛盾はすべて沈んで消えうせる。ただ愛の中でのみ、単一と二元とが衝突することなく存在するのだ。
人間の歴史は忍耐づよく待っている、侮辱された人間が勝利するのを。
人類の歴史は、虐げられた者の勝利を忍耐強く待っている。
人生航路は大きな川の流れによく似ている。その急激な流れの力によって、今まで流れたことのない、新しく、予想もしなかった水路が開かれてゆく。
人間は、空間と時間との領域の中に住むほかに、もう1つ別の住居を持つ。自分の内面の王国の中に。
愛が負ける、などということは事実としても、真理とみとめるわけにはいかない。
人生は、人間が作った運河のように決まりきった水路だけを流れるものではない。
人生は失われた愛によっていっそう豊かになる。
果実の役目は貴重であり、花の役目は甘美なものであるけれど、わたしの役目は、つつましい献身で木陰をつくる、樹木の葉のようでありますように。
魂の永遠の自由は愛の中に、偉大なものは小さなものの中に、無限は形態の絆の中に見出される。
世界はそれがもつ苦痛でわたしの魂に口づけし、その返礼を歌にするようもとめた。
間違いを犯すのを怖れて、戸を閉ざせば、真実も締め出されてしまう。
あなたがすべての誤りにたいして扉を閉ざすならば、真理も閉め出されることになる。
愛は理解の別名なり。
子どもは、どの子も、神はまだ人間に失望していないというメッセージをたずさえて生まれてくる。
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