創業者と普通の経営者とは、ちょっと違うと思うんです。創業者はいわば一種のバクチ打ちですね。どんな浮き沈みがあるかわからない。だから、小心な女房では駄目だろうと思う。結局、亭主の足を引っ張ることになりかねません。創業者の奥さんはかなり度胸がよくなけりゃあならないと思います。
藤沢武夫
藤沢武夫のその他の名言
-
私は仕事を片付けるとき、あとでそれがガンにならないよう、多少手荒なことがあっても、将来のことを第一にいつも考えていました。
-
ものをつくるにしても、買う方に変化がないときにつくる企業と、刻々と情勢が変化するときにものをつくっていく企業――常に先手を打っていかねばならん企業――と、どちらが進歩するのか、これははっきりしている。
-
ホンダほどプロジェクトの多い会社はないんじゃないでしょうか。エキスパートがたくさんいるから、何かあるときは、サッと集めることができます。それぞれの知恵を効率よく生かす組織ができているからです。
-
大きな夢を持っている人の、その夢を実現する橋がつくれればいい。いまは儲からなくても、とにかく橋をかけることができればいい。
-
我々は、能力の高い人を常に掘り出す仕組みを、考えておかねばならないんです。それに最も詳しいエキスパートが直ちに集まり、知恵を出す仕組みをつくることです。
-
前に建っている国鉄労働組合に行ってみろ。書類がこんなに重なり合っている。その隣の東京都庁に行ってみろ。机の上に書類が積んである。これは能力がないという証拠なんだ。そんなことでいいはずがない。