別れ際、私は「ありがとう、ありがとう、かならずまた来ますから僕の歌を聞いてくださいね」とお年寄りたちの手を一人ひとり握りました。そうして、感謝と感動を胸に養老院をあとにしたのです。
杉良太郎
杉良太郎のその他の名言
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福祉の現場では、自分の無力さを突きつけられる。もっと力があったら助けられるのに、って自分を責めたりね。でも今は、過去を忘れていけるようになりました。
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「すきま風」は、オリコンのシングル盤100位にいつも出てましたね。どちらかといえば真ん中より後ろだったかもしれませんが。7、80位くらいのところだったかなー。
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ボランティア、福祉は一方通行。私はそう思って、いままで活動を続けてきました。ただ、さまざまな活動を通じ、結果としてかけがえのないものを得たのです。それは「真実」に出会えたということ。
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私が歌を披露すると、両手を合わせて私のことを拝み、涙を流して「ありがとう」を繰り返したのです。そのときは深い考えがあって養老院を訪れたわけではありません。「行ってみようか」ぐらいの軽い気持ちでした。
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本気を出したときに受けとめてくれる人や環境があってこそ、大きく伸びることかできるのです。私にとって、長谷川一夫先生はその一人でした。
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「真実」の拍手、「真実」の笑顔、「真実」の涙。嘘や建前の多い世の中にあって、「真実」を私に教えてくれたのは施設の人たちでした。
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自分の口が言ったからにはやらなきゃいけない。約束したことは、反故にできないんですよ。言ったらやるしかない。それが約束というものでしょう。
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振り返ってみれば、若い頃の私は本当に恵まれていました。なぜなら、芝居に本気で取り組む私をしっかりと受けとめてくれる人がいたから。
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たまたま出会うチャンスがあったものとの縁を大事にすることが大切です。人生で自分が出会えることは無限にあるわけではないんですから、何かの縁で出会ったことや人に対して、真心を持って接するのです。
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3代目はたしか橋幸夫さんで、その前が市川段四郎さん、初代は中村梅之助さんだった。そして5代目が高橋英樹さん、6代目に松方弘樹さんだったかな。