坂本龍馬
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丸くとも一かどあれや人心あまりまろきはころびやすきぞ。
世の中のことは、月と雲のようにどうなるかわからず、おかしいものである。
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暗ければ、民はついて来ぬ。
財政の独立なくては、思想の独立もなく行動の自由もない。
人というものは短気を起こし、滅多やたらに死ぬものではない。
人間に本来、上下はない。浮世の位階というのは泰平の世の飾りものである。天下が乱れてくれば、ぺこぺこ剥げるものだ。をなさんとすれば智と勇と仁を蓄えねばならぬ。
意味さえわかれば、よいではないか。
世に生を得るは、事を為すにあり。
世界の海援隊でもやりますかな。
感涙とどめず、遥か江戸の地より拝し、龍馬かならずこの恩に報うべし、と天地神明に誓ふ。
初対面のとき、これはかなわないと思う人物がいたら、その人物が女と寝ている姿を想像すればいい。
一生に一度ぐらい手品もいいだろうが、物事にゃ実がなくちゃ人はついてこない。
何でも思い切ってやってみることですよ。どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様、骨となって一生を終えるのだから。
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だいたい話と実際は違うものですが、戦闘では特にそういう傾向があります。
文開く衣の袖は濡れにけり。
おのおの、その志のままに生きよ。
他人の命は他人様それぞれの料簡で始末すればいいが、俺の命は俺の一存で成改できる。
逃げ路があるかないかということは天が考えることだ。おれたちは、とにかく逃げることだけに専念すればいい。
古来、英雄豪傑とは、老獪と純情の使いわけのうまい男をいうのだ。
われ、はじめて西郷を見る。その人物、茫漠としてとらえどころなし。ちょうど大鐘のごとし。小さく叩けば小さく鳴り。大きく叩けば大きく鳴る。
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