坂本龍馬
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人の諸々の愚の第一は他人に完全を求めるというところだ。
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そのことは我が胸に成算がある。やろうと思えば、世に出来ぬことはない。
戦場といっても、平和な時代に想像するよりも、意外に慌ただしく混乱するものではありません。たとえ敵が身近に接近しても、実戦の心得があれば冷静に銃に弾を込めることもできるものです。
戦わずして敵の不意を誅するのが、上乗の戦さというものである。どうすれば戦わずして勝ちうるか奇計異術では出来ない。誠をもって押してゆく以外にない。
土佐の芋掘りなどと言われ、次男という居候の身に生まれ、一人で天下を動かすことができたとしても、これもまた天の決めたことです。このようなことを言ったとしても、つけあがることもなく、ますます泥の中に住むシジミのように、常に土に鼻先をつけ、砂を頭にかぶっているような生き方を続けたいと思います。
偏見を持つな。相手が幕臣であろうと乞食であろうと、教えを受けるべき人間なら俺は受けるわい。
奇策とは百に一つも用うべきではない。九十九まで正攻法で押し、あとの一つで奇策を用いれば、みごとに効く。奇策とはそういう種類のものである。
地球を動かしているのは、思想ではなく経済だ。
この世に生まれたからには、己の命を使い切らんといかん。使い切って…生涯を終えるがじゃ。
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天下において、何事かを成そうとする者は、膿も良く腫れないうちには針で患部を突くことができないのと同じで、時期を判断することが大切です。
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俺は着実に物事を一つずつ築きあげてゆく。現実に合わぬことはやらぬ。
人間はなんのために生きちょるか知っちょるか?事をなすためじゃ。ただし、事をなすにあたっては人の真似をしちゃいかん。
人間というものは、いかなる場合でも、好きな道、得手の道を捨ててはならんものじゃ。
当時二ても土佐国ハ幕の約にハ立不甲と相楽ミ居甲候。
人間の一生で合点のいかないことが多いのは当然であり、運が悪ければ風呂から出ようとして転び、金玉を潰して死ぬという不運に見舞われる者もいる。そんな者に比べれば、私などは運が強く、どれだけ死にそうな場面に遭遇しても死ぬことはなく、たとえ自分から死のうと思っても生きなければならない状況になってしまう。
男子は生あるかぎり、理想をもち、理想に一歩でも近づくべく坂をのぼるべきである。
男子の志は、簡明直裁であるべきだ。
とんとんと登る梯子の真中程で国を去って薩摩同志楼に上がる貧乏の春辛抱しゃんせと目に涙。
万事、見にゃわからん。
人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。
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