坂本龍馬
1
天下において、何事かを成そうとする者は、膿も良く腫れないうちには針で患部を突くことができないのと同じで、時期を判断することが大切です。
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人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志に向かって事が進歩するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえ、その目的が成就できなくてもその目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だから、これを計算に入れてはいけない「。
逃げ路があるかないかということは天が考えることだ。おれたちは、とにかく逃げることだけに専念すればいい。
粗末な服では人に笑われる?それがおもしろいじゃないか。
一つの概念をしゃべるとき、その内容か表現に独創性がなければ男子は沈黙しているべきだ。
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海より深き君が美心。
国を開く道というものは、戦いをする者は戦う、修行する者は修行する、商売をする者は商売するというように、銘々が自分のことをやり抜くほかにはない。
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人よりも一尺高くから物事を見れば道は常に幾通りもある。
3
偏見を持つな。相手が幕臣であろうと乞食であろうと、教えを受けるべき人間なら俺は受けるわい。
雨が降ってきたからって走ることはない。走ったって、先も雨だ。
人間の一生で合点のいかないことが多いのは当然であり、運が悪ければ風呂から出ようとして転び、金玉を潰して死ぬという不運に見舞われる者もいる。そんな者に比べれば、私などは運が強く、どれだけ死にそうな場面に遭遇しても死ぬことはなく、たとえ自分から死のうと思っても生きなければならない状況になってしまう。
業なかばで倒れてもよい。そのときは、目標の方角にむかい、その姿勢で倒れよ。
万事、見にゃわからん。
人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。
世の人は、我を何とも言わば言え。我が成すことは我のみぞ知る。
俺は議論はしない、議論に勝っても、人の生き方は変えられぬ。
そのことは我が胸に成算がある。やろうと思えば、世に出来ぬことはない。
人の諸々の愚の第一は他人に完全を求めるというところだ。
奇策とは百に一つも用うべきではない。九十九まで正攻法で押し、あとの一つで奇策を用いれば、みごとに効く。奇策とはそういう種類のものである。
丸くとも一かどあれや人心あまりまろきはころびやすきぞ。
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