坂本龍馬
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他人の命は他人様それぞれの料簡で始末すればいいが、俺の命は俺の一存で成改できる。
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古来、英雄豪傑とは、老獪と純情の使いわけのうまい男をいうのだ。
感涙とどめず、遥か江戸の地より拝し、龍馬かならずこの恩に報うべし、と天地神明に誓ふ。
一生に一度ぐらい手品もいいだろうが、物事にゃ実がなくちゃ人はついてこない。
何でも思い切ってやってみることですよ。どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様、骨となって一生を終えるのだから。
2
時勢に応じて自分を変革しろ。
何の志も無きところに、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり。
人間に本来、上下はない。浮世の位階というのは泰平の世の飾りものである。天下が乱れてくれば、ぺこぺこ剥げるものだ。をなさんとすれば智と勇と仁を蓄えねばならぬ。
意味さえわかれば、よいではないか。
世界の海援隊でもやりますかな。
丸くとも一かどあれや人心あまりまろきはころびやすきぞ。
恥といふことを打ち捨てて世のことは成るべし。
暗ければ、民はついて来ぬ。
英雄とは自分だけの道を歩く奴のことだ。
事は十中八九まで自らこれを行い、残り一、二を他に譲りて功をなさむべし。
人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。
今は力を培養するときだ。その時機を辛抱できぬのは男ではない。
財政の独立なくては、思想の独立もなく行動の自由もない。
世に生を得るは、事を為すにあり。
相手を説得する場合、激しい言葉をつかってはならぬ。結局は恨まれるだけで物事が成就できない。
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