「夢は大きく、暮らしは地味に」これは私の処世訓でもある。
江崎利一
江崎利一のその他の名言
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商売は儲けたり儲けさせたりの仕事である。売ったり買ったり、便宜をはかったりはかってもらったり、儲けさせたりの相互利益こそ、商売の真髄であり、要諦であろう。
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戦災でも焼けなかった資本がある。それはグリコという看板である。過去30年間営々として築き上げてきたわれわれ最大の資本である。
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良いと信じ、正しいと決めたことは決して遂行を緩めてはならない。誠意を持って取り組むべきことを私はこのときハッキリ胸に刻んだのである。
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商売とは、まことに難しく、そして不思議なものだ。どんな小さなところに発展の鍵が潜んでいるかわからない。大切なのは、それをどう見つけ出し、どう生かすかということだろう。
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最近冗談に、もしかすると本当に100歳まで生きるかもしれないと思ってみたりしている。そうなれば「雀百まで踊り忘れず」のことわざの通り、生命ある限り商売修行を続けていきたいものである。
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問題が起きたら誠心誠意取り組むことだ。問題の解決から一歩を進め、次の積極的な活動に入ることを忘れてはならない。それはきっと上手くいく。
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オモチャ屋と冷やかされ、グリコはオマケで売れたという人もある。しかし、本当はグリコのオマケを生み出すほどの創意工夫こそ、グリコ発展の原動力であったと私は言いたい。
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先行者の失敗は不可能を物語っているのだろうか。いや、むしろ限られた可能性があって、それを発見し、徹底的に研究していけば間違いあるまい。彼らはなぜ失敗したのか。私はその辺をよく考えた。