江崎利一の名言
江崎グリコ創業者
江崎利一の名言。全59個。
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先行者の失敗は不可能を物語っているのだろうか。いや、むしろ限られた可能性があって、それを発見し、徹底的に研究していけば間違いあるまい。彼らはなぜ失敗したのか。私はその辺をよく考えた。
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オモチャ屋と冷やかされ、グリコはオマケで売れたという人もある。しかし、本当はグリコのオマケを生み出すほどの創意工夫こそ、グリコ発展の原動力であったと私は言いたい。
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商売とは、まことに難しく、そして不思議なものだ。どんな小さなところに発展の鍵が潜んでいるかわからない。大切なのは、それをどう見つけ出し、どう生かすかということだろう。
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儲けようと思ってやる商売には自ずから限度があると思っていい。あくまで社会の要求に沿うような奉仕の精神で打込めば、必ずその事業は大成するに違いない。私は商売人であることを大いに誇りとしているのである。
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私は先見の明とか、広告法、さらには人心をつかむ気合い術、暗示を生かす催眠術など商売人として生き抜くために必要ないろいろなことを身をもって体得してきた。
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問題が起きたら誠心誠意取り組むことだ。問題の解決から一歩を進め、次の積極的な活動に入ることを忘れてはならない。それはきっと上手くいく。
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良いと信じ、正しいと決めたことは決して遂行を緩めてはならない。誠意を持って取り組むべきことを私はこのときハッキリ胸に刻んだのである。
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最近冗談に、もしかすると本当に100歳まで生きるかもしれないと思ってみたりしている。そうなれば「雀百まで踊り忘れず」のことわざの通り、生命ある限り商売修行を続けていきたいものである。
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商売は儲けたり儲けさせたりの仕事である。売ったり買ったり、便宜をはかったりはかってもらったり、儲けさせたりの相互利益こそ、商売の真髄であり、要諦であろう。
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戦災でも焼けなかった資本がある。それはグリコという看板である。過去30年間営々として築き上げてきたわれわれ最大の資本である。
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私の実業家としての使命は、学者や専門家によって研究された食料や新栄養源を、国民の体位向上のためにすみやかに企業化し、社会に多くの価値を提供することだと信じている。
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最近よく「長寿の秘訣は何か」と人に聞かれる。しかし、私の健康法に奇策はない。平凡なことをひとつひとつ積み重ねていくだけである。
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私は佐賀にいるころ、自宅から一町ほど離れた八坂神社に出かけては、いつも考えに耽っていた。社殿の裏は、こんもりとした森である。森の緑に頭を休めながら、いろいろとマークやスローガンを考えた。
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君たちが腰が抜けたというのなら、辞めてもいい。私はひとりになってもやり通す。城を枕に討ち死にする覚悟の者だけついてこい。
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私は商売一筋に80余年を生きてきた。商売に生きるということは、私の場合、創業以来の「食品による国民体位の向上」というモットーをいかにして実現するかということに尽きる。
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グリコのスローガンにも頭を悩ました。「簡単で」「力強く」「覚えやすく」「興味の持てるもの」。しかも、日本で初めての栄養菓子の性格を十分表したものでなければならない。