苦しみに対して、それに目を近づけて見ると、視界がふさがれて、やたらとその苦しみは大きく見えるものです。同じ苦しみでも、遠くから眺めるようにすると、自然とまわりのものが見えてきます。たったこれだけのことで、状況は大きく変わるでしょう。
ダライ・ラマ14世
ダライ・ラマ14世のその他の名言
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目を離してみれば、最悪の出来事も無数の側面があり、様々な角度からとらえることができるとわかります。どこから見ても悪い状況というのは、滅多にあるものではありません。
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誰もが生まれつきの敵であったり、友であったわけではありません。「敵」も「友」も、自分が人々とどう接するかで生まれるのです。
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自分には出来ないなど考えていたら、どんなことだろうと達成することはないでしょう。自分には出来ないという考えこそが、自分を失敗へ導いてしまうのです。
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非常に複雑な現実のありようというものを正しく把握しようと思ったら、ひとつの角度からだけその問題をとらえてはいけません。全体的な視野、様々な角度から問題に光を当てる必要があります。
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我と我が身のことばかり思い悩んでいると、苦しみは一層大きくなります。反対に、自分の苦しみを他人の苦しみと関連付けて考えられるようになれば、大抵のことは耐えられない苦しみだとは思われなくなるものです。
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どんな大きな流れも、きっかけは一人の小さな行動から生まれます。もしあなたが「自分には大したことなど出来ない」と思ってしまったら、それは世界にとって大きな損失となるのです。
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憎んだり怒ったり不幸せになったりしても、相手が持っている物や成功に影響を及ぼさないことを思い出してください。この点から考えても、腹を立てるのは無意味なことなのです。
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心の平安があれば、健康もついてくるでしょう。穏やかな心を持つ人は、よい友人たちを引きつけます。一般的にみて、幸福な状態にあるということは、お金も引きつけているということです。