ダライ・ラマ14世
2
わたしたち人間には、愛や思いやりを称えられる能力があります。このささやかな能力こそ、人間のもっとも大切な天分だとわたしは思うのです。
4
ブッダは私の道で、イエスはあなたの道です。
1
私たちは肩を寄せ合って生きています。
0
愛情とは他人が幸せになることを、願う気持ちなのです。
3
人間性の回復は、たとえそれがいかなる信仰であろうと、ありとあらゆる人間に内在する宗教的衝動のうちにある。この衝動を暴力によって抑圧することは平和の敵だ。
ほかの人々に幸せになってもらいたければ、思いやりを実行に移すこと。自分が幸せになりたければ、思いやりを実行に移すこと。
大きくなるにつれて、愛情、友情、助けあいということに、あまり重きを置かなくなります。人種、宗教、国籍といったことが大切になってくるのです。もっとも大切なことを忘れ、どうでもいいことに重きを置くようになります。
私の哲学とは、「愛」なのです。
私たちはこの世界において皆で協力して生きています。だから、どれだけ他人の役に立てるかを、人生の目標にもってこなくてはなりません。
苦悩がこの世にあるのは、それによって歓喜を測るためだ。
たいていの軍事行動は、平和を目的としています。しかし現実の戦争は、まるで生きた人間を燃料とした火事のようです。
あなたの知識を分け与えなさい、そうすれば人に死などないのです。
もし人間の本性が憎しみや人を殺すことにあったのなら、人類はすでに滅亡しているはずです。
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他人を傷つけたり、邪魔をするなどはもってのほかです。
腕と足は別物です。
一輪でも花は美しい。ですが、花束はもっと美しいでしょう?
あなたを傷つける人に出会ったら、忍耐や寛容を覚えるチャンスだと思いなさい。
哲学にはいろいろありますが、基本的に重要なのは、思いやり、他人への愛、他人の苦しみの気遣い、そして身勝手さの排除でなのです。思いやりの気持ちは、この世でもっとも重要なものであり、人間のみが持つことができるものです。優しい心や温かい心を備えていれば、幸せで、満ち足りた状態になれる。そして、友人たちも友好的で平和な雰囲気を味わえることでしょう。これは国籍・文化・宗教に関係なく言えることです。
私たちの苦しみのほとんどは、私たちが頭の中で生み出しているに過ぎません。
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腕と足は違う役割のものです。しかし、足に不具合が生じれば、自然と手がその役割を補うものです。同じように、この社会のどこかで不具合が生じたら、私たちは助けにいかなければなりません。なぜなら、私たちは皆で一つの命を生きている存在だからです。
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