吉田松陰
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つまらぬ名言を費すよりも、至誠を積み蓄えなさい。
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本当に人としての道に志したものにとっては、飲屋街で遊んだり、詩や酒に狂うというような暇は絶対にない。
世に認められるかそうでないかは天命による。自分にとってはどうでもいいことである。自分が楽しいことをして楽しむ。それだけで満足なのだ。
何事もならぬといふはなきものをならぬといふはなさぬなりけり。
地を離れて人なく、人を離れて事なし、人事を論ずる者は地理より始む。
敵が弱いように、敵が衰えるようにと思うのは、皆、愚痴もはなはだしい。自分に勢いがあれば、どうして敵の勢いを恐れようか。自分が強ければ、どうして敵の強さを恐れようか。
政せしむるにあり。
古より議論は易し。
賢者は議論よりも行動を重んじる。
死して後に止むという言葉は、意思が強く忍耐強く、決断力があり、断固としてその志を変えないという意味である。
何事であっても、人に対する思いやりや慈しみの心を動機としないのであれば、どうしてなし遂げることができようか。
人と交際する際には、あるがままの心で接することが大切である。
仮にも志というものが立ったら、なすべきことで行うべきではない事柄はなく、また、それを行うべきではない土地はない。
至誠にして動かざるものは、未だこれ有らざるなり。
汝は汝たり、我は我たり。
事をなすは誠にあり。
積徳積善でなくては大事は出来ず。
人を用うるの法、大才能の人は始めより大任重職を命ず。しかしてその人また自ら奮励し、大いにその忠思をのぶること、なお時雨してこれが用たらず。
私は最初から、立派な心ある人物たらんとの志を立て、自分を正しくして、天下国家を正しくしようと思っている。もしも、このような生き方をして、それがうまくいかず、無駄な死に方をしたとしても、私は決して後悔はしない。
計画が失敗するほど志が堅くなる。天が我々を試しているのだ。失敗を気にする必要などない。
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