夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。

志専はず。

人はただ真なれ。真、愛すべく敬すべし。

学というものは進まざれば必ず退く。故に日に進み、月に漸ゆることなくして、始めて学というべし。

剛直でくじけず、自分を信じてくれた人に背かなければ、不幸にも、うまくいかなかったとしても、自分を信じてくれる者はますます多くなり、再び立ち上がった時には、思いをなし遂げることが必ずできる。

勇気というものがなければ、仁や智は何の役にも立たない。

「国家とともに」という志がないならば、人ではないのである。

教えるの語源は「愛しむ」。誰にも得手不手がある、絶対に人を見捨てるようなことをしてはいけない。

要は内に省みてやましからざるにあり。

たくさんの本を読むことで、名を残す立派な人となるのである。苦労を厭わずに努めることで天下国家の人々を幸せにできるのだ。

恥を知らないということほど恥ずかしいことはない。

世間が褒めたりけなしたりすることは大抵、その実態と違うものである。

学問ばかりやっているのは、腐れ儒者であり、もしくは専門馬鹿、または役立たずの物知りに過ぎず、おのれを天下に役立てようとする者は、よろしく風の荒い世間に出て、なまの現実を見なければならない。

私心さえ除き去るなら、進むもよし退くもよし、出るもよし出ざるもよし。

人を信ずることは、もちろん、遥かに人を疑うことに勝っている。わたくしは、人を信じ過ぎる欠点があったとしても、絶対に人を疑い過ぎる欠点はないようにしたいと思う。

満開となれば、やがて花は落ちる。

順境にある者は怠りがちである。また、逆境にある者は励みやすい。

身体が死滅しても、その精神が死んでいないものは、昔の聖人や賢者らであり、これらは永遠に朽ちることのない人である。身体は死滅していないが、精神が死んでいるのは、今のくだらない人間の類であり、生きながら死んでいる人である。

どんな小さなことでも正しいか正しくないか、よいか悪いかという点において信念を失わないという頑固者でなければ、何をさせてもちょっとしたことしかできず、しっかりとしたことを行うことはできない。

私は人を信じて失敗することがあっても、人を疑って失敗することは絶対無いようにしたい。

どんな人間でも一つや二つは素晴らしい能力を持っているのである。その素晴らしいところを大切に育てていけば、一人前の人間になる。これこそが人を大切にするうえで最も大事なことだ。