岡本太郎
1
人生はキミ自身が決意し、貫くしかないんだよ。
4
猛烈に自分を強くし、鋭くし、責任をとって問題を進めていく以外にない。
2
みんなどうしても安全な道の方を採りたがるものだけれど、それが駄目なんだ。人間、自分を大切にして、安全を望むんだったら、何もできなくなってしまう。計算づくでない人生を体験することだ。
0
自分を他と比べるから、自身などというものが問題になってくるのだ。我が人生、他と比較して自分を決めるなどというような卑しいことはやらない。ただ自分の信じていること、正しいと思うことに、脇目もふらず突き進むだけだ。
この世に苦しみ悩んでいるのは決して自分だけじゃない。世の中のほとんどが、同じ悩みを持っていると言ってもいい。不満かも知れないが、この社会生活以外にどんな生き方があるか。ならば、まともにこの社会というものを見据え、自分がその中でどういう生き方をすべきか、どういう役割を果たすのか、決めなければならない。
下手のほうがいいんだ。笑い出すほど不器用だったら、それはかえって楽しいじゃないか。
9
人生の目的は悟ることではありません。生きるんです。人間は動物ですから。
6
一度でいいから思い切って、僕と同じにダメになる方、マイナスの道を選ぼう、と決意してみるといい。そうすれば、必ず自分自身にワァーッと盛り上がってくるに違いない。それが生きるパッションなんだ。いまは、ほとんどの人がパッションを忘れてしまっているようだ。
5
素朴に、無邪気に、幼児のような眼をみはらなければ、世界はふくらまない。
きみはあなた自身を創造していると思いなさい。
自信はない、でもとにかくやってみようと決意する。その一瞬一瞬に賭けて、ひたすらやってみる。それだけでいいんだ。また、それしかないんだ。
ひとりぼっちでも社会の中の自分であることには変わりはない。その社会は矛盾だらけなのだから、そのなかに生きる以上は、矛盾の中に自分を徹する以外ないじゃないか。
生きる。その実体は瞬間にしかない。
なんでもいいから、まずやってみる。それだけなんだよ。
16
才能のあるなしに関わらず、自分として純粋に生きることが、人間の本当の生き方だ。頭がいいとか、体がいいとか、また才能があるなんてことは逆に生きていくうえで、マイナスを背負うことだと思った方がいいくらいだ。
14
流行なんて、文字どおり流れていく。
3
評価されるなんていっさい必要なし!音が好きならば、音になっていないといわれようと「音」を出す。これが前提だな。
自分はあんまり頭もよくないし、才能のない普通の人間だから何もできないんじゃないか、なんて考えるのは誤魔化しだ。そういって自分がやらない口実にしているだけだ。才能なんてないほうがいい。才能なんて勝手にしやがれだ。
他人のものはもちろん、たとえ自分の仕事でも、なぞってはならない。
ほんとうの対決というのは自分を相手にぶつけ相手も自分にぶつかってきてお互いがそれによって活きることが対決なんだよ。
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