ジークムント・フロイト
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生きることの意味と価値について問いかけるようになると、我々は狂ってしまう。なにしろ意味も価値も客観的に実在するものではないのだから。
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人を動かす欲求は二つしかない。一つは性欲。もう一つは偉くなりたいという欲求である。
子供の遊びの動機となっている願望は、結局は「大人になりたい、大きくなりたい」という願望である。
インスピレーションが来てくれないなら、自分で迎えに行ってあげればいい。
恋に落ちているときほど、苦痛に対して無防備であることはない。
錯誤行為──言い違い、聞き違い、読み違い、書き違いは受ける側の願望を表わしてる。
人間として大事なことは、愛することと働くことである。
非常に強い悲しみというのは、時間が経つと薄らぐだろう。しかし、失われた者の代わりというのは、絶対に有り得ない。どんなに心の中にあいた穴を埋めようとしても、また埋められたと思っても、絶対に、それは最初のものの代わりにはなり得ない。
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夢は現実の投影であり、現実は夢の投影である。
衝動があるところに、自分を置いてあげなさい。
衝動の有るところに、自我を在らしめよ。
あらゆるものの中心に愛を置き、愛し愛されることに至上の喜びを見出せたとき、幸福は訪れる。
誇張を受けたものは、欠如を現わしている。
自分に完全に正直でいることは、よい修練になる。
子供が遊ぶ動機は、「大人になりたい」である。この願望は子供を教育する上で、重要になる。
30年に渡って女性心理を研究してきたにもかかわらず解答の出せない問題は「女性が何を求めているか」である。
言葉で諦める者は、現実でも諦めるものだ。
あらゆる生あるものの目指すところは死である。
生きる意味や価値を考え始めると、我々は、気がおかしくなってしまう。生きる意味など、存在しないのだから。
もし、われわれを無意識の願望の動きをもとにして判断するならば、われわれ自身もまた、まさしく原始人のごとく人殺しの群である。
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