ジークムント・フロイト
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いつの日か過去を振り返ったとき、苦心にすごした年月こそが最も美しいことに気づかされるだろう。
0
最初に言葉で譲歩すれば、その次にはだんだんと事実についても譲歩してしまうものだ。
人は不快な記憶を忘れることによって防衛する。
自ら進んで求めた孤独や他者からの分離は、人間関係から生ずる苦悩に対してもっとも手近な防衛となるものである。
母親に気に入られ、特別な人間だと言われ続けて育った者は、一生征服者の感情を持ち、その感情がしばしば本当の成功を引き起こす原因になる。
3
大人になるということは、あいまいさを受け入れる能力を持つということなのだ。
2
愛されていると確信している人間はどれほど大胆になれることか。
ユーモアと言うものは機知や滑稽と同じく何かしら我々の心を開放するものを持つのみならず、何かしら魂を抑揚させるようなものを持っている。
いつも自分の外側に力や自信の源を探してきました。でも、本当は自分の内側にあるものです。自分の中にしかありません。
人生は個人にとっても人類にとっても、等しく耐えがたいものである。
宗教は、人間一般の強迫神経症である。
各人はめいめい自分で幸福になる方法を実験してみなければいけない。
ほとんどの人間は実のところ自由など求めていない。なぜなら自由には責任が伴うからである。みんな責任を負うことを恐れているのだ。
4
夢は、最も狂っているようにみえるとき、最も深い意味を持つことがある。
愛情をケチってはいけない。元手は使うことによって取りもどせるものだ。;。
偉大なるレオナルドは生涯を通じて、実のところ子供のままでいたようだ。大人になっても遊ぶことをやめなかった。それで同時代の人たちからは、彼は不思議な、理解しがたい人間に思われたのだ。
エネルギッシュで成功する人間は、欲望という幻想を現実に変えることに成功する人間である。
犬は、友を愛し敵に噛みつく。人間とはまるで異なる。人間には純粋に愛する能力がなく、常に愛と憎しみを混合してしまう。
思考とは、行動の予行演習に他ならない。
宗教は、たとえそれが愛の宗教と呼ばれようと、その外にいる人々には過酷で無情なものである。
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