あくまでも一般論ですが、若いうちは弱点補強を優先するのがベターです。もし著しい弱点があると、長所まで埋もれてしまうからです。「スキルは高いが協調性に欠ける」といった弱点のある部下には小さなプロジェクトのチームリーダー役をさせる、といった方法を。こうして少なくとも弱点を「平均点」レベルにまで引き上げてから、次に、強みの強化に切り替えるのがいいでしょう。
小倉広
小倉広のその他の名言
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地位が上がれば上がるほど、仕事とプライベートは切り離せなくなります。ストレスマネジメントは中間管理職ぐらいから意図的に心がけたい仕事のひとつです。
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部下を叱るとき「ここがダメ」ではなく、「こうすればもっと良くなる」という前向きな表現を。これは「ネガポジ反転」と呼ばれる手法で、やる気を損なわずに欠点解消を促す効果があります。
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リクルートには「気に入らなければ自ら変えよ。さもなくば従え」という有名な格言がある。判断力や決断力を磨きたいなら、不満を言う暇があれば変えるか従うかしてみることだ。いずれも経験になる。
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叱るときこそ未来志向が不可欠。「なぜこんなことになったんだ」と詰問するのは叱りの定番ですが、過去のことをあれこれ言っても仕方ありません。「改善のために今後何をしたらいい?」と問いかけていくことが大切。
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「これくらいできて当然」と考え、何も反応しないのは論外。感謝の言葉を素早くかけることが、任せた相手にとって最大のフォローになることを知っておいてください。
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社会心理学では、ものごとの考え方や枠組みを変えるきっかけはコミュニケーションしかないと言われています。文字を読むのもひとつのコミュニケーションですが、やはり対面のコミュニケーションが一番有効です。