ジョン・ラスキン
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努力に対するもっとも価値ある宝石とは努力の末に得られる成果ではない。それはその過程でつくられた我々自身の姿である。
どれほどの偉人であろうが必ず多くの人々に助けられている。森羅万象から良いものを引き出す人物が偉人と呼ばれているからだ。
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すべての人生が尊い。それは繊維を編むように全ての枝葉が永遠に絡み合っていく。
人々が仕事で幸せになるためには次の三つが必要だ。その仕事に向いていること、働きすぎないこと、そして、やればうまくいくと感じていることだ。
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子供たちを正直でいられるようにすることが、教育の始まりである。
私達の中で最も弱い人間でも才能を持っている。
本当に悪い天気なんてものはない。ただ、さまざまな種類のよい天気があるだけだ。
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教育とは、人々が知らないことを教えるのではなく、実例によって道を拓いてやる不断の困難な仕事である。
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最も高い美は、清く正しく快活な人の心の美である。
勤勉のない人生は犯罪であり、芸術のない勤勉は野蛮である。
愚者がこの世に出た理由は、賢者に彼らを生活させるためである。
死ぬべき時を知らない人は、生きるべき時を知らない。
概してすべての大きな失敗の奥底には、うぬぼれが潜んでいる。
ものごとを正しく見るには、たった一つのやり方しかない。物ごとの全体を見ることだ。
どんな旅行でも、その速度が正確に定まってくるにつれ、つまらなくなる。
悪い命令であることを知りながら、それを甘んじて受け入れる人は、悪い命令の甘受を勧めることになる。不正の存在を前に沈黙する人は、まさしく不正の共犯者に他ならない。
何を考えているか、何を知っているか、何を信じているかは、それほど重要なことではない。唯一重要だと言えるのは、何をするかだ。
無垢とあらゆる完全な可能性とを持っている子供が絶えず生まれてこなかったとしたら、世界はどんなに恐るべきものであったろう。
人類の最も大きな悲劇が快楽欲に源を発したように、人類の最も大きな努力はつねに名誉欲に発していた。
我慢は力よりも気高く、忍耐は美しさに勝る。
ジョン・ラスキンのすべての名言