サミュエル・スマイルズ
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美徳でさえも習慣にすぎない。
楽天性を育て上げる教育は、知識や素養をめいっぱい詰め込むより、はるかに重要な教育といえるだろう。
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礼儀作法には金がかからない。しかも礼をつくるだけで何でも手に入る。
世の中に悪が栄えるのは、われわれがノーという勇気をもたないためである。
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賢明な人間のほうが、「私は自分が無知であることを知っているにすぎない」と進んで認めるものなのだ。
もしチャンスが来ないなら、自分でチャンスを作り出せ。
マナーは、行動を引き立たせる装身具のようなものだ。
失った富は努力によって、失った知識は勉学によって、失った健康は節制することや医療によって取り戻せるが、失った時間は永久に失われたままだ。
どんな分野であれ、成功に必要なのは秀でた才能ではなく決意だ。
子供は母親を自然と模倣しながら育つのである。まさにこの時期、母親が子供に人格を植えつけるといえよう。
真の勇気とやさしさは、共に手を携えて進んでいく。
困難にぶつかるごとに人間は練れてくる。
家庭は一番最初のしかも一番重要な品性の学校である。
困難や災禍ほど人を鍛えてくれる。富や運は始め味方のようだがいつか最大の敵となる。
自己実現とは、①自分の好きなことをやって、②十分に食うことができ、③のみならずその結果が他人によって高く評価されることである。
たいして力のない人でも、1つのことに全力でねばり強く取り組めば大きな成果が得られる。成功の秘訣は、心に決めた目標を変えないことにある。
父親は子供の知力を引き出すが、母親は情操を引き出す。
間違いを犯さなかったものは決して何かを発見したことはない。我々はしばしば、どうしてうまく行かないのかを見出すことで、どうすればうまく行くのかを発見する。おそらく、失敗経験のない人は、そのような発見をしたこともないだろう。
われわれ一人一人が勤勉に働き、活力と正直な心を失わない限り、社会は進歩する。反対に、怠惰とエゴイズム、悪徳が国民の間にはびこれば社会は荒廃する。
怠惰な人間、目的もなくぶらぶらしている人間には、どんな幸運も意味を持たない。幸福でさえ習慣として身につけられる。世の中には、ものごとの明るい面を見ようとする性格の人もいれば、暗い面ばかりに目を向ける人もいる。
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