トーマス・カーライル
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ほんとうのユーモアは、頭より心からわき上がってくるものです。
1
自分よりも優れた人を称賛できる心。それが人間が持ちうる最も素晴らしい心である。
2
大多数の人々は保守的であり、新しいものをなかなか信じようとしない。しかし、現実の多くの失敗には辛抱強い。
沈黙は口論よりも雄弁である。
愛情ある心が、すべての知識の初めである。
天才とは、本質を見抜く人である。
この世における最後の福音は、「お前の仕事を知り、そしてそれを成せ」である。
逆境は時に人間にとってつらいことがある。しかし順境によく耐えうる人一人に対して、逆境に耐えられる人は二百人もあろう。
現在というものは、過去のすべての生きた集大成である。
目標のない人間は、舵のない船のようである。
すべての大偉業は、最初は不可能事だと言われた。
財産は火のようなものである。非常に有能な従僕であるかと思えば、一番恐ろしい主人でもある。
世界の歴史とは、まさに偉人伝である。
ジャーナリズムの力は大きい。世界を説得しうるような有能な編集者はすべて、世界の支配者ではなかろうか。
人間とは何か。人間とは愚かな赤子だ。無為に努力し、戦い、いらだち、何でも欲しがりながら、何ものにも値せず、ちっぽけな一つの墓を得るだけだ。
3
生きている時に偉大であった人間は、死ぬと十倍も偉大になる。
争いの場合、怒りを感ずるや否や、我々はもはや真理のためではなく、怒りのために争う。
逆境とは、天が自分の宝石を磨くときに使うダイヤの粉塵のことだ。
歴史はうわさを蒸留したものである。
真理は喝采では作れない。是非は投票では決められない。
トーマス・カーライルのすべての名言