トーマス・カーライル
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人間を船にたとえると、九十五パーセントの人が舵のない船に相当する。「いつかは、豊かで繁栄した港に流れ着くだろう」という甘い希望を抱きながら、風と潮の変化のままに、手をこまねいて漂流している。こんな船は、たいていは岩にぶつかったり、座礁したりして沈没してしまうものだ。
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人は何かを信じることによって生きる。いろんなことを論じあうことによってではない。
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音楽は、天使たちの語らいである。
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暴力は正義すらも不正に行う。
虚栄は虚偽の産物である。
人生の目的は行為にして、思想にあらず。
平和を保つ最善策は、戦争当事者が自分は絞首刑にふさわしい者だと感ずることである。
経験は最良の教師である。ただし授業料が高すぎる。
沈黙は偉大な事柄を形づくる要素である。
信念は、行動に移さなければ価値がない。
人が出来ることをすべてをしないなら、そのうち、しなければならないことすら、出来なくなる。
4
労力なければ安楽もなく休息もなし。
最大の欠点は、何人も自覚してない。
真理は喝采では作れない。是非は投票では決められない。
人は、人間を着ているものを通して洞察せねばならない。そして、その人が着ているものを無視することを学ばなければならない。
人間にとって最優先課題は、この世で自分がなすべき仕事を見出すことだ。
自然は神の生きた服装である。
争いの場合、怒りを感ずるや否や、我々はもはや真理のためではなく、怒りのために争う。
逆境とは、天が自分の宝石を磨くときに使うダイヤの粉塵のことだ。
歴史はうわさを蒸留したものである。
トーマス・カーライルのすべての名言