トーマス・カーライル
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理想はわれわれ自身の中にある。同時に、理想の達成を阻むもろもろの障害もまた、われわれ自身の中にある。
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どんな確信も、行動に変わらなければ、価値は無い。
伝記のみが真の歴史である。
その思想がたとえ高潔なものであっても、人間の最終目標は、思想ではなく、行動である。
自分より立場の弱い人に対する接し方に、人の偉大さは現れる。
私は自分にいつも賛同する人とは多くを話したくない。しばしの間、反響と戯れることも楽しいが、誰でもすぐに飽きてしまう。
変化は苦痛を伴う。しかしそれは常に必要なものだ。
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この国民にして、この政府あり。
人の富とは、その人が愛し祝福するものと、その人を愛し祝福してくれるものとの数のことである。
もっとも恐ろしい疑念は、自分自身に対する疑念である。
失敗の最たるものは、失敗した事を自覚しないことである。
誠実さ、深く偉大で純粋の誠実さこそ英雄的な人の第一の特色である。
人生で最も大切なことは、はるか彼方にあるものを、見ようとすることではなく、目の前にはっきり見えるものを、きちんと実行すること。
2
人の天性は良草を生ずるか、雑草を生ずるか、いずれかである。したがって、折をみて良草に水をやり、雑草を取り除かねばならない。
いつだって心は、頭より先に物事をつかんでいる。
近代文明における三つの大いなる要素は、火薬と印刷と新教徒の宗教である。
人を動かして説得しようとするものは、おのれがまず感動し、おのれを説得することから始めなければならぬ。
社会はいかなる時代にも、人の実力の発揮を妨げない。
たとえ太陽系と天体のすべてが壊れたとしても、君が死ぬのは一回きりだ。
一度でも心から全身全霊をもって、笑ったことのある人間は、救いがたいほどの悪人にはなれない。
トーマス・カーライルのすべての名言