歴史評論家
トーマス・カーライルの名言。全84個。
人生で最も大切なことは、はるか彼方にあるものを、見ようとすることではなく、目の前にはっきり見えるものを、きちんと実行すること。
2
人が出来ることをすべてをしないなら、そのうち、しなければならないことすら、出来なくなる。
4
人間とは何か。人間とは愚かな赤子だ。無為に努力し、戦い、いらだち、何でも欲しがりながら、何ものにも値せず、ちっぽけな一つの墓を得るだけだ。
3
働くことができない、人間として使命を果たすことができない、これが結局、人間の唯一の不幸なのである。
1
自分より立場の弱い人に対する接し方に、人の偉大さは現れる。
圧力がなければ、ダイヤモンドは生まれない。
天才とは、無限に努力できる能力のことである。
その思想がたとえ高潔なものであっても、人間の最終目標は、思想ではなく、行動である。
人間は道具を使う動物である。道具なしでは無であり、道具があるとすべてである。
自分よりも優れた人を称賛できる心。それが人間が持ちうる最も素晴らしい心である。
失敗の最たるものは、失敗した事を自覚しないことである。
いつだって心は、頭より先に物事をつかんでいる。
0
すべての大偉業は、最初は不可能事だと言われた。
人間にとって最優先課題は、この世で自分がなすべき仕事を見出すことだ。
明確な目的があれば、どんなに険しい道でも進むことができる。その一方で、目的がなければ、平坦な道でさえ進むことはできない。
一度でも心から全身全霊をもって、笑ったことのある人間は、救いがたいほどの悪人にはなれない。
もっとも恐ろしい疑念は、自分自身に対する疑念である。
たとえ太陽系と天体のすべてが壊れたとしても、君が死ぬのは一回きりだ。
価値ある人間だけが、他人の持つ価値を理解できる。
強い精神は常に希望を抱き、希望の根拠をもつ。
人は何かを信じることによって生きる。いろんなことを論じあうことによってではない。
人は、人間を着ているものを通して洞察せねばならない。そして、その人が着ているものを無視することを学ばなければならない。
一生の仕事を見出した人は幸福である。その人には、他の幸福を探す必要がない。
人間を船にたとえると、九十五パーセントの人が舵のない船に相当する。「いつかは、豊かで繁栄した港に流れ着くだろう」という甘い希望を抱きながら、風と潮の変化のままに、手をこまねいて漂流している。こんな船は、たいていは岩にぶつかったり、座礁したりして沈没してしまうものだ。
真の生活は、自己否定が始まるときに開始される。
社会はいかなる時代にも、人の実力の発揮を妨げない。
人の富とは、その人が愛し祝福するものと、その人を愛し祝福してくれるものとの数のことである。
私は自分にいつも賛同する人とは多くを話したくない。しばしの間、反響と戯れることも楽しいが、誰でもすぐに飽きてしまう。
大多数の人々は保守的であり、新しいものをなかなか信じようとしない。しかし、現実の多くの失敗には辛抱強い。
お前がなすことによって獲得した知識以外には、お前は知識を所有しているとはとてもいえまい。
理想はわれわれ自身の中にある。同時に、理想の達成を阻むもろもろの障害もまた、われわれ自身の中にある。
同じ花崗岩のかたまりも、弱い人にとっては、道の障害物になる。しかし、強い人にとっては、道に置かれた踏み台となる。
経験は最良の教師である。ただし授業料が高すぎる。
逆境とは、天が自分の宝石を磨くときに使うダイヤの粉塵のことだ。
争いの場合、怒りを感ずるや否や、我々はもはや真理のためではなく、怒りのために争う。
名声は価値の確かな証跡であり、その可能性にすぎない。名声は人間の偶発的な出来事であって、財産ではない。
人の天性は良草を生ずるか、雑草を生ずるか、いずれかである。したがって、折をみて良草に水をやり、雑草を取り除かねばならない。
人に望まれ賞讃される勇気は、美しく死ぬ勇気ではなく、男らしく生きる勇気である。
勤労はつねに、人類を悩ますあらゆる疾病と悲惨に対する、最大の治療法である。
真理は喝采では作れない。是非は投票では決められない。
逆境は時に人間にとってつらいことがある。しかし順境によく耐えうる人一人に対して、逆境に耐えられる人は二百人もあろう。
ほんとうのユーモアは、頭より心からわき上がってくるものです。
人が何かをするには二つの理由がある。人聞きのよい理由と本当の理由である。
人を動かして説得しようとするものは、おのれがまず感動し、おのれを説得することから始めなければならぬ。
健康な人は自分の健康には気付かない。病人だけが健康を知っている。
人生における勝者は、スタートするときから生涯の目的を持っているものだ。
生きている時に偉大であった人間は、死ぬと十倍も偉大になる。
平和を保つ最善策は、戦争当事者が自分は絞首刑にふさわしい者だと感ずることである。
この世における最後の福音は、「お前の仕事を知り、そしてそれを成せ」である。
「何かおかしい」という感覚が、科学の起源に違いない。
健康を持つ人は希望を持つ。希望を持つ人はすべてを持つ。
成すべきことを見つけたものは幸いである。その人に他の幸福を求めさせてはならない。
どんな確信も、行動に変わらなければ、価値は無い。
火が光の初めであるように、つねに愛が知識の初めである。
目的を持たない人は、やがては零落する。まったく目的がないぐらいなら、邪悪な目的があるほうがましである。
暴力は正義すらも不正に行う。
近代文明における三つの大いなる要素は、火薬と印刷と新教徒の宗教である。
誠実さ、深く偉大で純粋の誠実さこそ英雄的な人の第一の特色である。
伝記のみが真の歴史である。
すべてのことにおいて、人間は苦悩をくぐり抜けて完成されるのである。
音楽は、天使たちの語らいである。
沈黙は偉大な事柄を形づくる要素である。
財産は火のようなものである。非常に有能な従僕であるかと思えば、一番恐ろしい主人でもある。
人生の目的は行為にして、思想にあらず。
変化は苦痛を伴う。しかしそれは常に必要なものだ。
目標のない人間は、舵のない船のようである。
愛情ある心が、すべての知識の初めである。
現在というものは、過去のすべての生きた集大成である。
虚栄は虚偽の産物である。
ジャーナリズムの力は大きい。世界を説得しうるような有能な編集者はすべて、世界の支配者ではなかろうか。
恋愛は発狂ではないが、両者には共通点が多い。
沈黙は口論よりも雄弁である。
自然は神の生きた服装である。
労力なければ安楽もなく休息もなし。
世界の歴史とは、まさに偉人伝である。
疑いもなく我々の大きな仕事は、遠くにある不明瞭なものを知ることではなく、手近にある確実なことを行うにある。
信念は、行動に移さなければ価値がない。
羞恥心は、あらゆる徳の源泉である。
人間が人間に与える力は無限である。
雄弁は銀なり。沈黙は金なり。
天才とは、本質を見抜く人である。
この国民にして、この政府あり。
最大の欠点は、何人も自覚してない。
歴史はうわさを蒸留したものである。