老子
1
聖人は無為の事におり、不言の教えを行う。
0
優しい言葉をかければ、信頼が生まれる。相手の身になって考えれば、結びつきが生まれる。相手の身になって与えれば、愛が芽生える。
3
ものごとをまだ種のうちに見抜けるなら、それを天才という。
2
大巧なるごとし。
多聞なればしばしば窮す。中を守るに若かず。
善く人を用うる者はこれが下となる。
天道は親なし、つねに善人に与す。
善く敵に勝つものは争わず。
人を知る者は智、自ら知る者は明なり。人に勝つ者は力あり、自ら勝つ者は強し。足るを知る者は富む。
人を知る者は智なり。自ら知る者は明なり。
爪先立つ者は立たず、自ら矜る者は長からず。
禍は、足るを知らざるより、大なるはなし。
魚を与えれば、一日食べていける。魚の取りかたを教えれば、一生食べていける。
白雁は白くなるために水浴びする必要はない。あなたも自分自身でいること以外に何もする必要はない。
背伸びをする者は、長く立っていられない。大股で歩く者も、長くは歩けない。
終わりを慎むこと始めの如くなれば、即ち敗事なし。
取らんと欲する者は先ず与えよ。
自分を是しいとしないから、きわだって見える。自分でほめないから成功し、誇らないからいつまでももちこたえる。
4
君子は盛徳ありて容貌愚なるが如し。
黄金や宝玉を蔵にあふれるほど詰め込んだら、どうやってそれを守りぬくことができるだろう。金持ちだからといって奢り高ぶれば、他人からとがめられる。成功し有名になった後、その地位から身を引くということは天の道にかなった行為だ。
老子のすべての名言