老子
2
人を知る者は智なり。自ら知る者は明なり。
魚を与えれば、一日食べていける。魚の取りかたを教えれば、一生食べていける。
1
禍は、足るを知らざるより、大なるはなし。
白雁は白くなるために水浴びする必要はない。あなたも自分自身でいること以外に何もする必要はない。
大巧なるごとし。
0
善く人を用うる者はこれが下となる。
終わりを慎むこと始めの如くなれば、即ち敗事なし。
善く敵に勝つものは争わず。
天道は親なし、つねに善人に与す。
君子は盛徳ありて容貌愚なるが如し。
聖人は無為の事におり、不言の教えを行う。
知る者は言わず。言う者は知らず。
優しい言葉をかければ、信頼が生まれる。相手の身になって考えれば、結びつきが生まれる。相手の身になって与えれば、愛が芽生える。
3
ものごとをまだ種のうちに見抜けるなら、それを天才という。
智者学者にあらず、学者智者にあらず。
多聞なればしばしば窮す。中を守るに若かず。
人に授けるに魚を以ってするは、漁を以ってするに如かず。
4
人生とは、その時々に自然に変化し、移りゆくものだ。変化に抵抗してはならない。それは悲しみを招くだけである。
足るを知れば辱められず、止まるを知ればあやうからず。
5
人を知る者は智、自ら知る者は明なり。人に勝つ者は力あり、自ら勝つ者は強し。足るを知る者は富む。
老子のすべての名言