身体を抜きにしたらコミュニケーションは成り立ちません。つまり、聞き方や話し方の本質は身体にあるのです。身体どうしで会話していると考えたら、相手の言葉に全身でレスポンスするのは、むしろ当然だといえます。状況に応じて笑顔をつくったり、身体を使ったリアクションが不得意だったりする人は、頭だけでなく反応できる身体を鍛えることも意識してみたらどうでしょう。
齋藤孝
齋藤孝のその他の名言
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「メンタルの強さ」は、経験の量に比例する。最初は辛いと思った仕事でも、繰り返すうちに慣れてくる。失敗を多く積み重ねた人ほど、その経験を糧にして後に良きリーダーになることもある。
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人というのは、普段はそれほど仲がよくない者どうしでも、みんなでこれを成し遂げようというものがあれば、手をとり合って協力するようになる。
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会議でも酒の席でも、些細な言い争いが人間関係をこじらせることはよくある。そうなる前に、言いたいことをグッとのみ込んで「スラリと流して」しまうのが得策。それが大人の度量というものだ。
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朝令暮改はむしろ称賛すべきでしょう。少なくとも、いつまでも決断せず、失敗も成功もできない状態よりは、本人にとっても組織にとってもずっといい。
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雑談で緩やかに入り、人間関係ができたと思ったらギアチェンジをして要件を簡潔に伝える。これをスムーズにできるのが、優秀な営業パーソンだといえます。
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1分で次々と決断を下せるようになるには、相応のトレーニングが必要です。ポイントは、自らそうせざるを得ない環境をつくって数場を踏むことです。
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ビジネス文書で、作文の体裁に縛られるのはナンセンスです。読み手が続きを読みたくなるような一文であれば、それで冒頭文の目的は十分に達せられるでしょう。
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私は毎年、社会へ巣立つ教え子たちに、「テンシュカクを目指せ」とハッパをかけている。テンションを怠らなければ、どんな職場でも通用するという意味だ。
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とにかく仕事でも何でも「来た球は打つ!」というふうに、私はずっと言い続けてきた。たとえワンバウンドの球でも、ボール球でも、とにかく「来た球は打つ」。来たら打ち返す気持ちでいれば、迷いもなくなる。
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うまくゆっくりよりも、多少粗くても早くできる人の方が、チャンスを掴む確率が高い。ミスがないことよりも、スピードが速いことのメリットを子供には教えるべき。