齋藤孝の名言
教育学者
齋藤孝の名言。全197個。
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うまくいかず悶々としているのかそれとも現状に満足せず成功に向かってエネルギーを貯めているのかその違いがその後の人生を左右します。
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いまや日本の会社そのものが、生き残りをかけた修正を迫られている。乗り遅れれば明日はないし、行き過ぎれば改悪になりかねない。
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とにかく仕事でも何でも「来た球は打つ!」というふうに、私はずっと言い続けてきた。たとえワンバウンドの球でも、ボール球でも、とにかく「来た球は打つ」。来たら打ち返す気持ちでいれば、迷いもなくなる。
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失敗するのが怖いからと70%程度の力で達成できることばかりやっていると、それ以上の力は付かない。潜在能力を含め100%発揮しないと乗り切れないような極限状態を経験することで、人はぐんと伸びる。
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雑談は、相手に話の主導権を渡した方が盛り上がります。相手本位の会話になるようにこちらがサポートする。それには、相手の話にひたすら質問で返すのがとても効果的です。
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杓子定規に話すだけでは、嫌われはしないが好かれもしない。むしろ話に中身がなくても、とりあえず「うれしい」「楽しい」「悔しい」といった感情を前面に出す方が、親近感や共感を呼びやすい。
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「上司や先輩から注意・叱責を受けるのは当たり前、顧客や取引先から要望・クレームを受けてこそ仕事」と常に身構えていれば、いざというときにも受け身がとれる。
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メールは便利なツールだが、対面で話すのに比べ、誤解を招く点もあり、双方の距離感を縮めることが難しい。伝達手段が便利になった現代だからこそ、高いコミュニケーション能力が求められる。
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会話では「微笑む、うなずく、相づちを打つ」の三大要素を欠かさないのが極めて重要です。何を話しても反応しない人というのが、一番つまらないのです。
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相手のことを覚えておく秘訣は、自分の頭には頼らないこと。すなわち、メモすることです。手帳に、その人と今日はどこまでお話ししたか簡単なメモを取るのです。
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私は毎年、社会へ巣立つ教え子たちに、「テンシュカクを目指せ」とハッパをかけている。テンションを怠らなければ、どんな職場でも通用するという意味だ。
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質問力を高めるには、人との対話が一番の近道。話しやすい人とばかり話していても聞く力は育ちません。苦手だなと思う人や状況こそ、聞き方の腕を上げるチャンスですよ。
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ひとつの道を極めることは、人生の真実に到達していることを意味するので、たとえ文学のことを語っていても仕事や人生に通ずる教訓を引き出すことができる。
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会議の目的は、ある課題に対してアイデアを出し合い、チームとして意思決定し、その直後から全員が具体的に動き出せる体制を整えることにある。私の感覚で言えば、そこまでに至らない会議は時間のムダでしかない。
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朝令暮改はむしろ称賛すべきでしょう。少なくとも、いつまでも決断せず、失敗も成功もできない状態よりは、本人にとっても組織にとってもずっといい。
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重要なのは、積極的にリアクションすることだ。相手に提供できるネタがなかったとしても、相手の話に上手に反応すれば場は持つ。それさえできれば世の中は渡っていける。
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私も30代までは自分の考えだけで表現しようと思っていたから、よい仕事ができなかった。でも、まわりの人の要求に応えるような姿勢で仕事をし始めてから、人生が良いほうに回っていった。
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ここぞという戦いに勝つためには、単に地道な努力を重ねるだけでは十分ではない。その努力は何のためにしているのかを常に意識することも重要。
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長い人生には、勝つべき大事な勝負と、勝たなくてもいい「小さな勝負」がある。目先の勝ち負けだけではなく、もっと広い視野で考えることも大切。
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ポジティブな感情なら、仕事の場でも無理に押し殺すことはない。感情は伝わりやすいから、相手もポジティブになれる。そういう関係を築ければ、お互いに悪い印象を持つはずがない。
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多くの場合、修正すべき問題の根源は些細なところにある。コミュニケーションの不足や勘違い、不注意といった具合だ。したがって、対策を立てるのも比較的簡単だろう。
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頭に入っているから大丈夫、などと思っているから忘れてしまうのである。修正ポイントを付箋に書き、パソコンのモニターの縁にでも貼っておくことをお勧めしたい。
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男女年齢を問わず、他部署の人とも話せる関係を築ければ、もっと心強い。それぞれの立場で情報交換ができるし、融通を利かせ合うこともできる。いわゆる社内人脈の重要性は、仕事ができる人ほど認識しているはずだ。
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会議で必要なのは天才的なひらめきではない。誰かの発言をヒントに、「それならこれもできる」と全員でイメージを膨らませ、それを積み上げてゴールを目指すことが大事。
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メモを取る癖をつけよう。会議や商談の場で、手を動かしていない人は意外に多い。聖徳太子並みの能力を持っているならともかく、それほどでもないと自覚しているなら、メモすることで記憶しよう。
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雑談の話題は芸能、スポーツ、経済、社会と何でもいい。当たり障りのない話題で複数のエサを撒き、相手が興味を持ってきたものを膨らませるのが有効です。
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雑談にはオチをつける必要はありません。雑談は雑な話だからこそ雑談。まとめようとした時点でゲームは強制終了。広がりがありません。時間がきてタイムオーバーくらいがちょうどいい。
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人は嫌なことを吐露したとき、それを聞いた相手が共感してくれるか、もしくは「信じられない」と驚いてくれると、自分の思いが肯定された気持ちになりホッとするのです。
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依頼したあとに「何か質問は?」と尋ねると、「特にありません」と言われることが多いと思いますが、「強いて挙げるなら?」ともう一歩踏み込みましょう。その返答次第で、相手の理解度を測れるでしょう。
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依頼内容を伝えるときは「いつまでに」「何を」「どうしてほしいのか」など、多くても3点に絞るのがコツ。最初から「ポイントは3つあります」と伝えれば、相手も頭の中で整理しやすく、何が重要なのかも分かる。
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伝えたい情報はそう簡単には伝わらないという意識を持つことが大切。「十分に伝えた」「これだけ言えば分かるはず」という思い込みが、ミスの温床となる。確認と修正を習慣化するのが基本。
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私は移動中などのスキマ時間に手帳を眺めるようにしています。手帳を眺めることで、そのあとの予定のシミュレーションをするのです。
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ビジネス文書で、作文の体裁に縛られるのはナンセンスです。読み手が続きを読みたくなるような一文であれば、それで冒頭文の目的は十分に達せられるでしょう。
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頭の中で考えているだけではイメージをつかみにくいし、かといって長い文面は決断の材料には向いていません。決断を下すコツは図面化して考えることです。
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メモというのはその行為自体が相手に対するアピール。「私はあなたの話をしっかり聞いていますよ」という証明になるし、敬意を表すサインにもなります。
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幸運の女神は、前髪しかないと言われています。チャンスを逃さないためには、すぐに体をあけられる状態をつくっておく必要もある。
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仕事も自分が選ぶのではなく、何でもいいですから自分の力を発揮できるチャンスを逃さないこと。「来た球は打つ」という気構えでのぞむ。最近、みんな選び過ぎなのではないでしょうか。
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雑談で緩やかに入り、人間関係ができたと思ったらギアチェンジをして要件を簡潔に伝える。これをスムーズにできるのが、優秀な営業パーソンだといえます。
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緊張する場面ほど、真面目一本やりでは空気が重くなる。いいアイデアも浮かばなくなるだろう。一言でも雑談が入れば、場は緩む。まして笑いが生まれれば、話しやすい雰囲気になるはずだ。
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雑談は相手中心でやったほうがうまくいく。自分が興味を持っていることではなく、相手の関心事に合わせて、それに同調していくのが正しいやり方です。一方、うんちくの垂れ流しは、自分本位で嫌われる。
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自分より相手に話の主導権を握らせるほうが盛り上がります。雑談では自分が話をする場ではないと割り切って、相手の話に質問をし、ひたすら返していくといいでしょう。
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自分に不利な事実を隠蔽したりねじ曲げたりしても、大抵バレるもの。それによって、傷口を修復不能なほど広げてしまった事例は、新聞や週刊誌を広げればいくらでも拾える。
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口頭で謝罪する際には気の利いた「菓子折り」も忘れずに持参したい。人は現物をもらうと、つい怒りの矛先を鈍らせてしまうものだ。「隠蔽」より「懐柔」の方が、よほど気の利いた謝罪と言える。
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「メンタルの強さ」は、経験の量に比例する。最初は辛いと思った仕事でも、繰り返すうちに慣れてくる。失敗を多く積み重ねた人ほど、その経験を糧にして後に良きリーダーになることもある。
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本音を知りたいときに、個人の性格やコンプレックスは関係ありません。むしろ聞き方に問題がある場合が多いんです。質問の仕方を変えるだけで、驚くほど相手の回答が変わってきますよ。
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無駄な会議などもそうですが、自分だけでなく、人の時間を奪ってしまっていないかということも意識して、組織全体のスピード感を上げていけば、あなたの仕事もきっと早くなるはずです。
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1分で次々と決断を下せるようになるには、相応のトレーニングが必要です。ポイントは、自らそうせざるを得ない環境をつくって数場を踏むことです。
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会議でも酒の席でも、些細な言い争いが人間関係をこじらせることはよくある。そうなる前に、言いたいことをグッとのみ込んで「スラリと流して」しまうのが得策。それが大人の度量というものだ。
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聞き手が好意的な姿勢を見せれば、話し手は天にも昇るような気分になる。リアクションは円滑なコミュニケーションを育む大事なツール。
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大量にこなしていると何かが見えてくる。すると「○○のことなら、あいつに頼め」となる。その職場に欠かせない存在になることができる。
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世の中で成功している人というのは、「仕事をやることが楽しい」と言う人たちばかりです。逆に「報酬がいいから」と仕事をやっている人は、なんだかいまひとつですね。
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人というのは、普段はそれほど仲がよくない者どうしでも、みんなでこれを成し遂げようというものがあれば、手をとり合って協力するようになる。
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うまくゆっくりよりも、多少粗くても早くできる人の方が、チャンスを掴む確率が高い。ミスがないことよりも、スピードが速いことのメリットを子供には教えるべき。
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人間社会において運やチャンスをもたらすのは必ず「人」です。適度な人付き合いをし、気持ちのいい人間関係を築くことが運を呼び込む秘訣。