六分七分の勝ちは十分の勝ちといっていい。八分の勝ちは危険の兆候。九分十分の勝ちは味方大敗の下地になる。
武田信玄
武田信玄のその他の名言
-
負けることのない戦いに負け、滅ぶことのない家が滅ぶのを、人はみな、天命と言っている。自分は天命とは思わず、みなそのやり方が悪いためであると思う。常々やり方をよくしておれば、負けることはあるまい。
-
武将が陥りやすい三大失観。一、分別あるものを悪人と見ること。一、遠慮あるものを臆病と見ること。一、軽躁なるものを勇剛と見ること。
-
負けまじき軍に負け、亡ぶまじき家の亡ぶるを、人みな天命と言う。それがしに於いては天命とは思はず、みな仕様の悪しきが故と思うなり。
-
およそ戦というものは、五分をもって上とし、七分を中とし、十分をもって下とす。五分は励みを生じ、七分は怠りが生じ、十分は驕りを生ず。
-
五分の勝ちであれば今後に対して励みの気持ちが生じ、七分の勝ちなら怠り心が生じ、十分つまり完璧に勝ってしまうと、敵を侮り驕りの気持ちが生まれる。