武田信玄
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我が国を滅ぼし、我が家を破る大将、四人まします。馬鹿、利口、臆病、そして四番目は強すぎる大将なり。
大将は同じようなタイプの人を好んで使うことを避けなければならない!
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人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり。
2
百人のうち九十九人に誉めらるるは、善き者にあらず。
過ちが有りながら拾った勝ちは、やがては敵の勝利につながる!
弓矢の儀、取様の事、40歳より内は勝つように、40歳より後は負けざるように。
およそ戦というものは、五分をもって上とし、七分を中とし、十分をもって下とす。五分は励みを生じ、七分は怠りが生じ、十分は驕りを生ず。
強いところはよく強くし、弱いところはより弱くするのがよい!それは強いはもろいの裏返しで、弱いは柔軟の裏返しであるからだ。
3
渋柿を切って甘柿を継ぐのは小心者のすることだ。国持ち大名にあっては、渋柿は渋柿として役に立つものだ。
武将の陥りやすい三大失観。
晴信の弓矢は欲のためではなく、民百姓を安楽にするためだと民に知らせれば、わしが軍を進めるのを待ち望むようになる。
鬼をもあざむくほどの彦六が、あんな小男に討たれたのは、武運が尽きたのである。前々から、組み打ちの勝負次第で決着をつけると約束した以上、川中島のことは約束通りにしなければいけない。違約は武士として恥じるべき事、君子に二言はない。川中島四郡は今日より上杉家に差し上げよう。
自分が死した後は上杉謙信を頼れ。また三年間を喪を秘せ。
成せば成る、成さねば成らぬ、成る業を、成りぬと捨つる、人のはかなき。
負けることのない戦いに負け、滅ぶことのない家が滅ぶのを、人はみな、天命と言っている。自分は天命とは思わず、みなそのやり方が悪いためであると思う。常々やり方をよくしておれば、負けることはあるまい。
源四郎、明日は瀬田に旗を立てよ。
六分七分の勝ちは十分の勝ちといっていい。八分の勝ちは危険の兆候。九分十分の勝ちは味方大敗の下地になる。
もし、鳩が来ないときは危うい戦になる。
厠を山と言う呼ぶのは、山には草木が絶えぬから。
一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る。
武田信玄のすべての名言