星野仙一
1
コーチがいないときに、監督である私が選手に直接指導すると、選手はコーチの言うことを聞かなくなる。この信頼関係が崩れると、必ず崩壊の道を歩む。
やはり、この縦縞でこの甲子園で皆の前で胴上げされたかった。
7
夢を夢とするなかれ。
0
弱いチームを引き受けるのは男のロマン。
そんなに簡単なものじゃないし、勝負は甘いもんじゃないんだよ。
2
監督に逆らえる選手がいないのがさびしい。選手交代された時に「大丈夫です。まだやれます」という気持ちがある選手が欲しい。
失敗してもチャンスはやる。
野村さんは阪神での3年間、「弱者が強者に勝つ野球」というものを標榜されていたそうだが、私の場合は「弱者を強者にする野球」だ。野村さんといえばご存知ID野球。野球は考えるスポーツ、頭でやるスポーツとして捉え、指導していくスタイルの人だが、私が阪神で選んだのは端的にいうと体の野球だ。これはどちらがいいとか悪いとかの問題ではなく、弱いチームの選手を鍛えて、戦っていくための順番として問題として考えてもらえればいいだろう。
田中のときだけ防御率が良くてもしょうがないんだよ。誰だってアイツのときは良くなるに決まっているんだから。問題はそれ以外のピッチャーのときに、いかに失点を抑えられるか。
サッカーはTシャツと短パンでできる競技。野球の方が厳しい。
10
人生の1%をボランティアに捧げ。
のほうが人気がある。
正直...良い勝負はすると思っていたよ。実際にそうなったわけだけど。あとは俺自身が巨人ということで、ものすごくモチベーションが高かった。もしあれが巨人以外のチームだったら、あそこまで燃えるものはなかったのかなと。
3
ここで使わなかったら、あいつが死んでしまう。
これから割れる茶わんを置いておけ。
何がフリーキックじゃ!あんなんワシでもできる。
今まではシーズン中に巨人と戦っていたためリーグ優勝で燃え尽きていたが、今回は日本シリーズの対戦相手が巨人だったため、最高のボルテージで戦えた事が大きかった。
とにかく選手がひたむきだったよな。1つ勝つのに貪欲だったし、その積み重ねが最終的に実を結んだんだと思う。
野球がなくなったら日本もなくなる。
思い悩んでいるなら、前に出るのが男だろ。
星野仙一のすべての名言