ロバート・キヨサキ
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優等生はリスクを怖れるので、優れた起業家や投資家にはなりえない。彼らは「優秀な従業員」に一番向いている。
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お金が貯まったのならば、マイホームローンの繰り上げ返済に充てるよりも、キャッシュフローを生む投資に充てるほうが良い。市場が下降トレンドのときはとくにそうだ。
賢い人間というのは、自分より賢い人間と仕事をするか、またはそういう人を雇う。
投資の世界では、資産が異なればルールも異なる。私が投資信託が好きでない理由のひとつは、そのルールが嫌いだからだ。私には何のコントロール力もない。一方、不動産のルールは、より多くのお金を稼ぎ、法律に違反することなく、より少ない税金を払うことを許してくれる。不動産投資のルールを投資信託に応用したら、私は刑務所に入れられてしまうだろう。
成功した人々が持っている最高の資産の一つは、「他人と違った考え方ができること」だと私は思う。他人と同じように考えていたのでは、他人が得ているものと同じものしか得られない。
限定的な金融知識しか持たない人は、期待するほどの運用成績かあがらないようなものに、とても大きな投資をしてしまうことがあります。このような失敗をしてしまうと、その悪影響はずっと尾を引きます。
生に一番害のある言葉は「明日」だ。この言葉を一番多く使うのは、貧乏な人、成功しない人、不幸な人、不健康な人なんだ。彼らはよく「明日から投資を始める」とか、「明日からダイエットを始める」「明日から本を読む」などと言う。「明日」という言葉ほど、多くの人の人生をだめにする言葉はほかにない。
この世には、お金に関する不可思議な「聖なる経典」がいくつか存在している。なかでも有名なものが、「長期投資、分散投資をせよ」というものだ。こんな経典は焼き捨てなければならない。それは良くない投資法だし、何百万という人々に損害をもたらす。市場が極端に不安定で暴落も起こっているときの被害は、さらに甚大なものになる。
君は物の味方を変えなくちゃだめだよ。私が問題なんだと思っていたら、私を変えなければ解決しない。もし自分自身が問題なんだと気付けば、自分のことなら変えられるし、何かを学んでより賢くなることも出来る。たいたいていの人が自分以外の人間を変えたいと思う。でもよく覚えておくんだ。他の誰かを変えることよりも、自分自身を変えることの方がずっと簡単なんだ。
自分が将来どれだけ成功しているか、とびっきりの嘘をつこう。途方もなく大きな嘘でいい。
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いま最も重要なのは、あなたが、自分自身に対してファイナンシャル教育を施すことだ。ドルが暴落しようがしまいが、米国債が格下げになろうがなるまいが、はたまた米国経済が奇跡の復活を遂げようが遂げまいが、お金の働かせ方を知り、高いファイナンシャル・インテリジェンスを身につけた者は、必ずや自分が繁栄する道を見つける。
明日やりたいと思っていることを、今日することだ。
諦めないことだ。どんなことにも可能性はあるのだから。
「経済的自由」を手にしたいなら、お金に関して貧しい現実しか知らない人や、悲観的なことしか言わない人と付き合ってはならない。あなたの成功を手助けしてくれない人、あろうことかあなたの足を引っ張ろうとする人と付き合うには、人生はあまりにも短い。彼らは、「空が落ちてくる」と杞憂する人に等しい。
住宅価格がまた下落するかもしれないということは、多くの人にとっては悪いニュースだ。だが私にとっては、ワクワクするような待ち遠しい出来事だ。私のポケットに「家賃」という形で毎月お金を入れてくれる、すばらしいお買い得物件がどんどん売りに出されるようになるからだ。
より多くのお金を持っていれば、それだけ多くの選択肢が与えられる。
ビジョンのある人々は問題や投資の本質を見通す能力を身につける。彼らは視界の良さを重んじるのだ。
反抗期時期は、親に言われたことではなく、「自分が学びたいこと」を学ぶ能力が伸びる。「考える力」「自分で選ぶ力」を発揮し始める。「なぜだろう?」と思っていることに対する答えを自分で探そうとする。あなたが親ならば、子供が自分で考えてみるように促すといい。
私が最初に買った物件はハワイのマウイ島にある、1万8000ドルの安物件だったけど、物件の下水管が破裂して、下水がすべて私の買った部屋に流れ込んできたんだ。賃借人は出て行くし散々な目にあったけど、これもいまでは笑い話。あの物件を買ったおかげで、学校で学んだことよりもはるかに多くのことを学ぶことができた。
ファイナンシャル・リテラシーが低い人が陥りがちなのは、「なにもしない」という選択をすることです。英語には「頭が混乱している人はなにも決断しない」という意味の言い習わしがあるくらいですからね。確かに、誰でもお金や投資のことはわかりにくいと感じるでしょうし、特にファイナンシャル・リテラシーが低い人は、お金のことで決断をするのは難しく感じ、怖いと思ってしまうでしょう。「自分には正しい判断をするだけの知識がない」と言って、思考が停止してしまう人もいる。私はこの状態を「分析能力麻痺」と呼んでいます。
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