松岡修造
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予想外の人生になっても、そのとき、幸せだったらいいんじゃないかな。
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僕が偉そうに話してることは全て、これまで僕ができなかったこと。
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日記を3日坊主で終わらせないための3つのコツ。
全てを出し尽くしてますか?ダメか・・・じゃあ、桜を見てみろよ。桜はな、この、一年のこの時のために全てを出してるから美しいんだ。大丈夫、君も美しくなれるよ。だって・・・桜だから。
失敗はダメじゃないんだ。失敗してこそ自分が見えてくるんだ。
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練習というのは、苦手意識を慣れで克服することです。泳ぐ練習をするうちに、水が怖くなくなるのと同じです。だから、最初から「自分には無理」という発想でものごとを見ず、ポジティブに考えていくのが僕のやり方です。
仕事には良いときもあれば悪いときもありますが、自分の足元をしっかりと見据えていれば、そこからどういう方向に進んでいけばいいかがわかり、具体的な進み方も、ちゃんと考えることができるはずです。
膝のケガはもう完治はしない。なら、そのケガとどう付き合っていくか、膝をカバーするためにどこを鍛えればいいか。そう考えるようにしたことで、少しずつ悩みから抜け出すことができました。それでも立ち直るのに一年はかかりましたね。
「諦めるな!できる!」ジュニアをはじめ、いろんな人に言ってますが、最初は自分に言い聞かせていた言葉です。苦しいときは、物事を否定的に考えてしまう。僕もそうでした。基本的に、僕は弱い人間です。どうすれば消極的な気持ちを打ち消せるか、努力をくり返しました。呼吸法やメンタルトレーニングなどを試したんです。結果的に、性格は変えられなかった。でも、そのとき、そのときの自分の心は変えられると気づきました。
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タイガー・ウッズ選手と、幸運にもあるゴルフ大会で一緒にラウンドしたとき、彼がプレー中、常に自分に対する声かけをしていたのを見て、驚いたことがあります。いい球を打てたときは、「ナイスショット!」と堂々と自分を褒め、ミスショットをしてしまったときは、「ネクストタイム!」と自分を明るく励ます。こうした言語化がウッズ選手の強さを支える秘密のひとつなのだと思います。
日記の大きな効用は、自分と向き合う時間を毎日持てる点です。日記をつける前の僕は、夜になると仲間と騒いでいるか、すぐに寝てしまうかで、自分を見つめるようなことは何もしていませんでした。日記をつけ始めてからは、その日の自分の言動を振り返ることが、良い刺激になりました。
僕も膝を痛めて手術を余儀なくされた当時、すごく落ち込みました。なぜ僕がケガをしなくてはならないのか。なぜこのタイミングなんだ。なぜ、なぜ、なぜ、と……。でもそこで気づいたのです。「なぜ」と考えている限り、何も良くならない。ここから抜け出すための「どうやって」を考えなければならないと。
負の想像力の暴走を食い止めるには、怒りを爆発させるスイッチを押すまでの距離をできるだけ遠くしておくことです。そのためには、「自分はこう思うけど、別の見方もあるんじゃないか」とちょっと違う角度からものごとを見る力が必要だと思います。
僕自身、いまでもネガティブな心の声が聞こえてきます。毎日です。「生放送で失敗してしまうんじゃないか」とか「講演会で上手く話せないかも」などいろいろ不安な言葉が湧いてきます。そこで心に「ストップ」と言います。一番つまらないのは、プレッシャーや迷いによって自分の、ベストを尽くせないこと。悔いが残ります。
真剣だからこそ、ぶつかる壁がある。
チャンスはいつやってくるか分からないからこそ、目の前のドアが開くまで叩き続け、失敗や苦しい経験をし続けるしかない。
「現役時代、ああすればよかった」というのはもちろんあります。でもそのときできていないんだから、それが実力です。
自分がメンタル的に強いなんて思ったことはありません。だからこそ、メンタルトレーニングには懸命でした。
苦手意識があるということは、そこにまだ自分の開発されていない部分があるわけです。苦手なジャンルにチャレンジし、開拓していけば、その領域で伸びていけるかもしれない。
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お醤油ベースのお吸い物にあんこ。非常識の中に常識あり。
松岡修造のすべての名言